男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

Shiro SAGISU Music from“EVANGELION:1.0 YOU ARE(NOT)ALONE”

Shiro SAGISU Music from“EVANGELION:1.0 YOU ARE(NOT)ALONE”

Shiro SAGISU Music from“EVANGELION:1.0 YOU ARE(NOT)ALONE”

燃える!!!

待ちに待ったヱヴァンゲリヲン新劇場版・序のサントラが発売されました。
鷺巣詩郎の音楽はテレビシリーズのオリジナルを更に燃えるものにアレンジした挙句に、ヤシマ作戦の超クライマックスでは、シンジが自分の意思で第二射に向けて立ち上がるシークエンスの荘厳な新曲までぶちかましてくれて拍手喝さい。

音楽的にどういうのか分からないのですが、”シュドン!!” と言う感じの処理が随所に叩き込まれていて、それがイチイチ燃えます。

こうやって音楽だけを聴くと、オリジナルの音源をそのまま使っているものはまったく無くて、すべて新録音されてすべてクオリティーアップされているのが分かります。つまり今回の新劇場版と同じコンセプトがこちらでも貫かれているわけですね。

そして、なんつっても"The Longest Day"と名づけられた、今作での肝ともいえる”段取り音楽”が1〜3までちゃんと作中通りそれぞれド迫力のアレンジで収録されているのがたまりません。

その”段取り音楽”で極限までテンションをあげておいて、いよいよかかりはじめる”Bataille decisive”の燃え方は完全にオーバーロードあえて手描きトラックバック動画や、シンジにかぶさるモノローグ処理など、革新的な激燃え方程式を観る者に叩きつける。主人公が人差し指の第一関節に数ミリグラムの力をかけるだけのアクションで、これだけ人間の感情を躍動させることができることをここまで証明したのは、映画史の革新と言ってもいいです。*1

しかも、この映画の最大の燃えポイントでもある”二段構え”のクライマックでは、新曲である”Angel of Doom”が涙腺を決壊させるんですよね。山が半分溶けてなくなっているのに、あきらめない技術スタッフのモンタージュミサトさんの「確認不要」→「わたしも初号機パイロットを信じます」→そして、立ち上がるシンジにかぶさるトウジとケンスケの激励「がんばれよ」→綾波の盾。次々と濁流のようにあらゆる感情汗腺を揺さぶるんですよ。

一連のシークエンスが終わったときの猛烈に幸福な疲労感は、ベートーヴェン交響曲や良質の交響曲を聴き終わったときの疲労感にかなり近いです。

必聴!!

↑サントラの販促用PVです。新曲である"Angel of Doom"
が使われていて効果抜群ですね。ヤシマ作戦の燃え映像も収録されてますね。

追記

当たり前ですが、このアルバムには収録されていないので、ちゃんと自分でポータブル・プレイヤーに入れるか再生リストで加えないとね!

Beautiful World / Kiss & Cry

Beautiful World / Kiss & Cry

*1:『レッドアフガン』のクライマックスでもコレに極めて近い興奮を味わえますが。