男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『交響詩 さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅』を聴きました。

ディスクユニオンシネマ館で購入したレコードですが、残念ながらA面の前半部分で針飛びが発生していまい、途中の音がループしてしまいました。まあ、針を上げて飛ばせば他は問題ありませんでしたけど。もっとも、ノイズもこういうトラブルも含めてレコードを聴いているわけですし、ぶっちゃけ300円とかの値段ですから特に怒りもありませんw

それよりも何よりも、まあこのサントラの素晴らしさ!

東海林修は『妖獣都市』なんかでは本分であるシンセを使った燃え音楽を作っていますが、こちらではガッツリと交響楽団による演奏で骨太のサントラを聴かせてくれます。やはり『宇宙戦艦ヤマト』によるサントラの成功もあったり、当時『スター・ウォーズ』の大成功でこういう交響曲スタイルのサントラが流行っていたんでしょうかね。

とにかく燃えて、感動しての繰り返しで、本編の感動がまざまざと蘇ります。あの映画の素晴らしさの半分はこのサントラに依っているんだなあと改めて痛感しますよ。

さらに素晴らしいのは、気取ったこともせずに、ちゃんと主題歌の『SAYONARA』が収録されていることですよね。あれがないとサントラとはいえませんもんねえ。もったいつけるように肝心の曲や歌が収録されないことも多いサントラは見習って欲しいもんですよ。


どの曲も素晴らしいんですが、やはりメーテルとの再会でかかるピアノから壮大なシンフォニーになっていくあたりなんか身震いするほど感動しますし、とにかく最高なのはメーテルとの別れを経て鉄郎がこちらに向かってニコっと微笑んでからかかりだす『終曲』ね! もうどんだけ最高やねんと。しかも、そのまま名曲『SAYONARA』ですからねえ。むううう、泣ける。


ただ、願わくば『SAYONARA』は映画本編での編集で聴きたいというのが個人的な要望。アルバムはちゃんと2番まで入っていたりしていいんですけど、最後のフェードアウトが寂しいんですよねえ。あそこはずうっと盛り上がって終わって欲しい。できれば汽笛も入れてw


交響詩 さよなら銀河鉄道999-アンドロメダ終着駅-(紙ジャケット仕様)
メアリー・マッグレガー 日本合唱協会
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最初にCD化されたときはこのLPから何曲か省かれていたそうです。なんつっても二枚組ですもんね。ですけど、最近復刻されたこちらはちゃんと二枚組で構成もレコードの通りだそうです。