男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

13日の金曜日 PART3 [DVD]

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ホッケーマスク初登場の巻

ティーブ・マイナー監督が『PART2』に続いて登板した三作目。当時ちょっとだけはやった3D映画として公開された本作、あからさまな飛び出すことを前提とした絵作りが微笑ましい。
当時もうすうす気づいていましたが、本当に作りが「ゆるい」。ははは。これでこそ「13金」という感じでホッとしますが、リメイク版「13金」はやはりちゃんと作っているなと感じさせてくれます。
でも、ハリー・マンフレディーニの音楽はやはり最高で、オープニングの変なアレンジは好きになれませんが、劇中の音楽はどれも13金そのもののイメージを形作っているなと感じさせてくれます。

ジェイソンが初めてホッケーマスクをつける作品としても知名度が高いですが、ヌシヌシ歩いているイメージがあるジェイソンも意外にドシドシ走り回っているのが印象的でした。

クライマックスで生き残りのヒロインと鬼ごっこするパターンも盤石。車の窓に両腕を挟まれたジェイソンが、頭突きでガラスを割って逃れるアイデアはなかなかナイスです。

ただ、最後にヒロインがボートに乗って「1作目」よろしく、突然できてきたジェイソンのママミイラに襲われるラストは酷い。酷いのはそのタイミングが最悪なこと。全然びっくりしない。「1作目」が伝説になった最大の演出は、映画史上もっとも抜群の、”これ意外ない最高のタイミング”でジェイソンがヒロインの背後にザバアアーっと飛び出すシーンですからね。あれをちょっとは見習えといいたいです。