男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

リメイク版エルム街の悪夢

マイケル・ベイが進めるホラー映画復刻プロジェクトの第3弾は、『エルム街の悪夢』のリメイク。

悪魔のいけにえ』のリメイク『テキサス・チェーンソー』は個人的にダメでしたが、『13日の金曜日』は大変好みでした。『エルム街の悪夢』にはそれほど思い入れが無いために、けっこう楽しめちゃいそうな予感がします。相変わらずシリアス路線を追求しているようですし。(とかいって『13日の金曜日』がシリアスかというと、またちょっと違う気もしますけどね)

こう考えると、往年のホラー映画もだいぶリメイクされましたねえ。

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ロメロの古典的傑作をトム・サビーニが監督してリメイク。これは傑作でした。特殊メイクの王様サビーニが監督しているのに、ほとんどスプラッター的なシーンはなく、あくまでもロメロが新たに書き起こしたシナリオを忠実に映像化しているのが成功だったと思います。


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これは期待しすぎていたのかもしれませんが、あまり好きになれませんでした。オリジナルを好きすぎるというのもあると思うんですが、単品のホラー映画としてみてもあんまり面白くなかったような。ラストは大好きなんですけどね。


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ロブ・ゾンビのリメイクはゾンビ監督の新たな解釈と、あの音楽をちゃんと使うと言うことで上質のリメイクだったように思います。


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あの『ゾンビ』のリメイクという無謀すぎる企画が、まさかの成功を収めたおかげで、現在のホラー映画リメイクブームが促進されたと思うんですが。単純に単品のホラー映画として魅力が溢れていますし、なによりもアバン・タイトルの終末感が素晴らし過ぎる。あの10分間は本当に素晴らしいです。


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13金という”ジャンル”の持つお約束を律儀に連発するシナリオと、ジェイソン=ホッケーマスクという不文律を崩さなかった正統派リメイクですね。茶化しすぎないお約束のつくりかたは評価に値します。下手にシリアスな作りにしなかったことも好感が持てました。あと、やっぱりあのアバン・タイトルですよねえ。あのタイトルの出るタイミングは度肝抜かれましたよ。一発ネタとしか言いようがないんですが、あれはやっぱり素晴らしい。



商業的にある程度成功を収めた作品はこのぐらいですかね。

80年代までに製作された、ある程度知名度があるホラー映画でリメイクされていないのは、『死霊のはらわた』とか『ジョーズ』とかですかね。『遊星からの物体X』はこれ自体がリメイクってのはおいといて、改めて前日譚の企画が進んでいますか。『エイリアン』もリドリー・スコット自身が監督するしないのという企画が進行中ですし。