男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

ダークナイト [Blu-ray]

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IMAX

『ウォーリー』とこの映画を続けてみると、なかなか面白い心理状態が味わえますねえ。ふふふ。

日本語吹き替え版で鑑賞しました。かなり完成度が高く、ノーラン兄弟が書いたシナリオが奥深く味わえます。登場人物が異様に深刻な心理状態に陥っている事がよく分かります。最後のゴードン、バットマントゥーフェイスの三つどもえのディスカッションは吹き替えならではの面白さでした。

ただ、ワーナーらしく、吹き替えはドルビーデジタルになっているのが残念です。本編でも未だにドルビーデジタルを採用したりしている会社なので、オリジナルがロスレスなだけでも安心と言ったところでしょうか。もっとも、クオリティは高く迫力満点の音を出しているから侮れない。

って書いた反面、見せ場をドルビーtrueHDのオリジナル音声で観直してみると差は歴然。迫力倍増でした。やっぱりロスレスはいいなあ。

で、

このディスクで一番驚いたのは、IMAX撮影パートだけアスペクトが1.75:1に切り替わるところです。(要するに見せ場は上下のマスクが取れて画面いっぱいになる)
ノーラン監督も、続編は全編IMAXで撮影すると吼えているぐらいあって、そのパートの高画質ぶりは異常。
全編1080pのHDクオリティであるにも関わらず、ソースでこれだけ差が出るのかと衝撃を受けます。

元来シネスコ人間なので、本編の途中でアスペクトが変わるというのは”効果”を考えていない場合あまり歓迎できないんですが、アクション・シークエンスやビルなどの空撮で上下のマスクがとれた場合の開放感は結構気持ちが良いものです。金にものを言わせた巨大な屋内ショットでも非常に効果を上げています。
ノーラン監督はシネスコにこだわりがあると思うので、本編はそのままになっているようなのですが、一部で上映されていたIMAXでの上映が観たかったと痛烈に思えるほどの画質でした。
夜景でのビルのディティール、車の照り返しなどなど、どれもこれも緻密さが半端じゃないです。

メイキングなどはこれから観ようと思いますが、二枚組なのに本編ディスクにメイキングが大量に入っているのはどうなんでしょうねえ。