男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

怒り狂うドイツ人の子供

http://youtube.com/watch?v=Ee18vXyLBMM&search=Crazy%20%20Owned

ボクは重度の癇癪もちだったので、この子供の言動すべてが理解できます。ボクは身内以外にはそういう姿をみせない種類の癇癪だったので、友人や知人などにその話をしても全く信じてもらえず、笑い話になるだけです。まあ、この映像の凄さを観ていただければ、ボクの妹がどれだけ家で恐怖に震えていたかが理解していただけるだろうと思うし、本当に今となっては申し訳ないことをしたという気持ちでいっぱいです。思い出すと父親もかなり酷かったので、まあ遺伝的なものもあるんでしょうねえ。

あの奇声をあげまくったり、キーボードを粉々にするまで叩きつけるあたりが恐ろしく共感できます(ESCキーが吹っ飛んで途端に冷静になったりするあたりも完璧)。

彼が怒りまくっているのはゲームが正常に動かないという類だと思うんですが、癇癪もちはとにかくやることがうまくいかなかったり阻害されることがどうしても我慢ならず、加えてそれに対しての解決策がみつからなかったりするともう切れてしまうモンです。勿論原因がわかっても状況がなんら変わらないところもみそですが。

こうやって他人の状態を客観的に見るってのは凄く治療に効果があるんじゃないかと思うんですが、ボクが思うに負けず嫌いの方向性の一例として癇癪はあるんじゃないかと思うんです。つまり彼の場合はゲームが正常に動かないこと→自分の思い通りにならない=機会に負けるという風に脳の中で働いて、それへの憤懣が癇癪となって表に出ているのだと思うんですが。最初は発散しているのかとも思ったんですが、あれって癇癪が癇癪を生み出すので、ヘトヘトになるまで全く治まらないので、発散としてはあまり意味がないような気もします。

衝動殺人を起こす人って、大抵これの延長なんじゃないかと思うし、あれの抑えが利かなかったり、無機物に対してでは満足できなくなったりすると人殺しになるんじゃないでしょうかね。物騒な話ですが凄くシンプルにボクには理解できるんですが。

ボクの場合癇癪によって消費されるエネルギーに対して、自分の中にあるエネルギーが少なくなったことで自然に消滅した感じですが、意識的にしたことは負けるような勝負は最初から避けることでしょうか。癇癪が起きそうなことは最初からしないとか、長期的視野で行うとか、癇癪が起きそうになったらすぐに止めて別のことをするとかですかね。まあ、子供の頃には到底出来ないんですけどね。お子様が癇癪を起こして困っている方は、出来るだけそういうことからは遠ざけることをオススメします。困難に打ち勝てとか、そういう話とはまったく別なので(混同しがちですが)。

ボクはよく「重力が嫌い」と言って笑われるのですが、ああいう物理的なことって特に自分ではどうしようもなくて、運命的な敗北をモロに感じてしまうので本当に腹が立つのです。あと、コンビニのバカ店員のようなスキルの無い接客や、歩きタバコをするバカも同様に粉々にしたくなります。

癇癪は当人も辛いですけど、周りはもっと辛いと思いますよ。他人事みたいに言いますが。ははは。