高所恐怖症にはキツ過ぎる展望台
ひええええええ
リンク先にも悪夢のような写真が連発しています。
以前から勘違いしていて、殆どの人がボクと同じように勘違いしていると思うんですけど、”高所恐怖症”(に限らず、多分ほとんどの恐怖症が)ってのは、「きゃあ! こわい!」とか、「高いところ苦手なんですよ!」っていう状態じゃないんですよね。ボクは、3年ほど前に横浜のでっかい観覧車に乗ったときに、唐突に”発症”したんです。それまでは観覧車が大好きだったのに、あの時、突然「腰が抜けたようになり」「体がどんどん冷え切っていく」状態になったんですよ。そして、とにかく「早く地面について欲しい」と言う恐慌状態に陥る(もちろん自覚が無いのでグっとこらえましたが)。奥さんがシートからちょっと腰を浮かしたりするだけで「やめろおおお!!!」状態です。
まさかと思って、それからしばらくして東京ドームの横にある観覧車に乗ったんですよ。そしたら、案の定同じ状態に。
そこで初めて「これが高所恐怖症か!!!」と。
自分が発症しないと、想像ではなかなか理解しかねる肉体状態なんですよね。
以前上野動物園の、悪ふざけにも程がある「虎の剥製」*1に遭遇した時も、同じような状態になったので、おそらく動物が本来持っている原始的な恐怖が、フとしたきっかけで抑えられなくなった状態なんじゃないかと思うんですよね。
と言うわけで、「高所恐怖症」の人をからかって、「大丈夫ですよ大げさんだから」的なノリは絶対にやめましょう。精神的な問題じゃなくて肉体的にキツいんですから。
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すごく観たいんだけど……
*1:虎エリアを抜けた直後の藪の中に設置された、鉄板で腰が抜ける剥製。