男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『プロメテウス』★★

リドリー・スコット監督が『エイリアン』の前日譚を作るという噂は随分前からありました。今日観直した『エイリアン』Blu-rayのコメンタリーでも今作の内容に近いことを話していたので、ずっと以前から実際に企画はあったのでしょう。

スコット監督としては初の3D映画としても話題になっています。

結論から言うと全く乗れないまま終わってしまい、チャンネルを合わせるのも上手くいかない感じでした。

<以下ネタバレ>

良かった部分

ミヒャエル・ファスベンダーが相変わらず最高でした。ロボットなのに実はちゃんと感情も備わっている感じが表現されていましたし、挙動が素晴らしくロボットらしい。

科学者との会話も良かった。

「わたしを作ったのはあなた達ですが、なぜ作ったのか訊いたらなんと答えます?」
「そりゃ、『作れたから』だよw」
「……創造主にそう言われたらどう感じます?」
「君には備わっていない感情を持つだろうね」
「……

・・・

エイリアンに寄生されたノオミ・ラパスが痛さを堪えながら自動医療装置で摘出手術を行うシーン。あそこはグロテスクさと緊張感が合わさって驚きました。てっきりお約束の悪夢シーンだとばっかり思っていたので、「現実かよ!?」って驚きましたもん。開腹部分をホッチキスみたいなのでバチバチバチって留めるのが最高。

・・・

スキャン装置がヒューーンって飛んでいって遺跡の中の様子を3D描画していくシーン。あそこは単純に映像としても楽しかった。まあ、サスペンスに使うのかとおもいきや、特に効果的には使われませんでしたけど。

・・・

しかし、雑なシナリオですねえ。

個人的にバカで調子に乗った言動をする登場人物が嫌いですが、この映画ってそういうステレオタイプのキャラばっかりなんですよね。どいつもこいつもありきたりで。リドリー・スコットがまったくそういうものを描く事に興味が無いのは分かっていますけど、せめてもうちょっとキャラ少なくしろよ。