男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

1983年のテレパルの切り抜きを発見


引越してからずっと開けていなかった箱を開けたら、小学生時代の雑誌の切り抜きがかなりたくさん出てきました。あまりの懐かしさと、資料的価値の高さを考えてスキャンしてみました。

大量になるので、不定期にでもアップしたいと思います。同年代の方には涙と笑いを、若い方には衝撃を味わっていただければと思います。


テレパルは小学館が発行していたテレビ雑誌ですが、若者に向けて「ちょっとカルチャー」的な雰囲気で、当時盛り上がり始めていたビデオ関係の特集がよく組まれていたのです。

当時小学5〜6年生のボクは、こちらの雑誌とかなり本格的なビデオエアチェックの雑誌を併読していました(こちらも切り抜きが出てきたのですが、どうしても誌名が思い出せないんですよねえ。エアチェックしたビデオのラベルが付属していたんですよ)。


いきなりTV雑誌で美保純のビデオがTOPページってのも時代を感じさせます。日本は当時こういうところがユルユルだったんですよね。子供のボクは鼻血ブーですよ。ただ、よこにひっそりと配置された『ジョーズ』のキャプチャーにも大興奮しましたけどね。当時はまだ録画したものを持っていなかったので。

完全に画面を撮ってますもんね。ははは。


まずは音楽物の日本編。どうしてマイナーなジャンルから始まるのかというと、当時はまだアメリカメジャー会社が日本に進出していなかったので、日本で発売されているソフトはこういったジャンルの物が多かったんですね。


そんな中、ちゃんと邦画も発売されています。まあ、注目すべきはハッキリいって「値段」です。誤植じゃないんですよ。『スニーカーぶる〜す』は17800円なり。『キャンディーズ』なんて20000円です。今ならハードが買えます。しかし、これで驚いていてはいけない。


次は音楽の外国編とバラエティなんですが、いきなり輸入盤がほとんど!


とりあえず『レット・イット・ビー』が25500円。実を言うと、これが「標準プライス」です。輸入盤は手数料や「ぼったくり」料も含めて、大体2万円前後だったんです。


下の方にある『メイキング・オブ・レイダース』なんて、メイキングだっていってるのに23000円ですからね。おじさんたちが特典ディスクをありがたがったり、反対に毛嫌いしている理由が少しは分かるんじゃないでしょうか。


『ザ・レイプ』!! 田中裕子がセクシー(エロといったほうが良い)路線だったころ、存在そのものがエロでした。タイトルも『ザ・レイプ』って素晴らしすぎる。まあ、中身はかなり欝映画なんですけどね。下の『新幹線大爆破』は、85000円(これホントか?)

ヨーロッパ系の映画は日本版も発売されていたので、「(字幕つき)」が売りになっているのがいいです。


さあ、いよいよ東宝系の邦画ビデオの紹介。もう値段はどれもこれもディスカウントのレコーダーが買えるような値段です。


キャプションが「大爆笑」だけ。


それにしても、『ゴジラ』一作目のジャケットひどすぎ。全然本編のスチルじゃないし(大体カラーだし)、本編の雰囲気がぜんぜん伝わってこない。映画史に残る名作ってキャプションがちゃんとあるからいいようなものの、レンタルショップでこれを手にとっても、「本当に面白いのか?」と疑問だったことを覚えています。観たあとはもちろんぶっとびましたけどね。


そして、いよいよ「輸入洋画」

ここら辺がボクのビデオライフの原体験なのですが、さすがに同年代でもここに手を出す人はかなり限られてくるんですよね。もうちょっと上の世代の人達は涙モノだと思うんですが。もうちょっと上だとフィルムを買ったりですからね。

『スーパーマン』のワーナーのジャケット! FOXの紙ジャケットも安い作りなんですが、魅力的でした。『ロッキー』なんて本気で31900円だしてもいいぐらいですよ。『ジョーズ』はさすがに売れ筋だけに22000円と安く抑えられています(ははは)。本当に欲しかったなあコレ。

スター・ウォーズ』は当時からヲタク商法(そんな言葉なかったんですが)、だったせいで37000円というたまげる値段設定。でも、コレ買う人がたくさんいるから業者も平気でふっかけているんでしょうね。

ガンダム』の劇場版は最初SONYから発売されていたんですが、このジャケット懐かしすぎます。

ブルース・ブラザース』は、日本でもアメリカの作品が普通にビデオ化されても、全盛期まで権利の問題でなかなか日本版のビデオが出なかったんですよ。なので、ボクもこの輸入盤は後に購入しました。その頃は円高にバブルでかなり安くなっていたんですけどね。


銀河鉄道999』の短縮版(!)がなんて15800円。破格だ。でも短縮版(泣ける)。


そして、ビデオを一躍普及させた立役者である「アダルト」ですよ。と言っても、まだ俗に言う『アダルトビデオ』は出まわっておらず、こういったアメリカのポルノの輸入盤だったり、美保純のポルノ映画のビデオ化だったりが正規ルートで入手できる最大限だったようです。


最近リメイクもされましたね。『後ろから前から』って素晴らしいタイトルだなしかし。


左上の『マイコンの世界』も気になりますけど。


しっかし、『ジェーン・フォンダのワークアウト』なんて懐かしすぎる。いつの時代もダイエット関係のビデオは常に売れるんですねえ。


そして、最後はおまけ。

このカセット大好きでした。あと、ベータは文庫サイズなので手に持ったときになんともいえない可愛さがあるんですよ。好きだったなあベータ。


というわけで、まだまだあるので、次回をお楽しみに。