男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

ネットでの『涼宮ハルヒの消失』感想をまとめてみました



頭の中が『涼宮ハルヒの消失』でいっぱいなので、ネットを回っていろんな人の感想を読んでいました。




<電脳丸腰庵さん>

それでも彼女は、キョン君に「ありがとう」と答えるのです。

なんという切ないクライマックス。原作を読んですでにあらすじは知っているにも関わらず、このシーンには本当に胸が熱くなるのを感じましたね。原作では病室の中だった舞台を、小雪のちらつく病院の屋上に変更しているのも、映像の美しさの点で大正解だったと思います。

病室の屋上に変更しているのは最高ですよね。「ゆき」とか、長門が両手を広げている有名なビジュアルも「ここぞ」というタイミングで使ってましたし。

劇場版「消失」は作画・背景・演出のいずれにおいても一切の遊びなし。そのハードな作風は、むしろ「パトレイバー2」や「攻殻機動隊」といった'90年代のプロダクションI.Gの作品を彷彿とさせるほど隙の無いものでした。

そうそう、あのクオリティのテイストは『パトレイバー2』とかのそれですよね。凍てつくような寒さがジンジン伝わってくるあたりまで似ている。こういうところも「望み」通りに仕上げてくれた京都アニメーションに感謝です。



<猫が唸る感想日記さん>

入部届けに込められたのは一緒にいたいという恋心、しおりに込められたのはあなた自身に選んで欲しいというせつなさ。これに「・・・ん・・・」とか「・・ぁん・・」とか言いながら常に発情状態・・・じゃないw、もじもじモードなので、何時もの長門とのギャップも相俟って愛らしさが半端ない。あの愛おしさは男の本能に訴えてくるモノですよ。

>男の本能に訴える

まったく仰る通りです。


<今日の言わせれさん>

そりゃ一々細かい説明せず、
見てる側に何が起こったか想像させる造りにはなってるけど、
SF的な設定としちゃかなり判りやすい方だと思うんだけどなあ。
やっぱ子供の頃にドラえもんは見ておくべきだね!
(なんだこの結論?)

ドラえもんストーリーテリングのフォーマットをほとんど子供心に学ばせてくれますよね。元ネタになっていると思われる、ドラえもんの大長編のアレも子供心にワクワクしました。しずちゃんの使い方がミスリードになっているんですよね。まさかそんなことに使う道具を、そんな大事に使うのかよ!っていう。

終盤の二転三転は原作を読んだ時からびっくりしましたけど、映画の方では音楽の使い方や長門の表情がすごくて新鮮でした。キョンの主観ショットの使い方も巧妙でした。


<サイネリア〜わたしのひとりごと〜さん>

劇場内で目にしたハルヒ達。物販ブースでの買物より、この写真を撮る順番待ちの方が長かったです(笑)。

マナー注意を各キャラが促していたんですね。見逃してたなあ。

●丁寧に再現されたサイゼリア店内。
キョンハルヒ、古泉らが訪れたサイゼリア。作品協力に名前を連ねてもよいくらいでした。

確かにあそこのシーンは異様な描き込みが際立っていました。ここに限らず全編美術の仕事がクオリティ高すぎます。


<ブログを長く続けてみるさん>

特にこのアニメの作風だと、重要な場面には必ず 「キョンの語り」 が入るのですが、そこに素晴らしい音楽を被せることで、語りのウザさを上手く中和しています。
しかも、主張しすぎない重厚な曲が多いので、セリフが聞き取れない事はありませんし。

七夕の時間軸へやってきたキョンが、過去の自分がみくるに膝枕されているところへ向かうシーンも、まさに語りと音楽が相乗効果を生んで盛り上げてくれました。

<はなバルーンblogさん>

と、ここまで褒めてきたが、それでは悪い部分はあったかなと考えてみると、なかなか見つからない。「期待していたものが観られなかった」という意味では、唯一残念だったのは「SOS団クリスマスパーティー」の本番が描かれなかった事だ。エンディングのタイトルバックに出てくるのではないかと予想していたが、見事に外れた。原作でも描かれていない部分なので、なくても当然なのだが、テレビ版「ハレ晴レユカイ」のEDアニメで1カット登場していただけに、少しは出てくるのではと期待していた。

ボクもおんなじ事期待していました! あれ絶対回収すると思ったんですよねえ。『溜息』で実際の体育祭の描写をやっていただけに。まあ、ラストあたりは全体的にしんみりとさせる方向性だったので、見送られたんでしょうか。(ほんと、もともとないんですけどね)

ある意味「禁じ手」の展開ではあるのだが、ドラと消失、それぞれ違う手法でうまく話を成り立たせており、比べてみると面白い。ドラの方は、あの道具の存在がなければ完全に反則だった。

ドラえもんのアレさっき読み直したんですけど、あれは「反則」ギリギリですよね。ははは。でも、子どもの頃読んだ時のワクワク感が今読んでも再体験できたのは驚きでした。





茅原実里さんの歌う『消失』の主題歌『優しい忘却』のPVです。こちらは伴奏付きですね。観る前に一度しか聴いていないのに、観終わった後にやたらと思い出されるんですよね。すごくいい歌だと思います。

優しい忘却優しい忘却
茅原実里

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