チーム・バチスタの栄光
阿部ちゃんが相変わらず全部持って行く
原作が出たときから気になっていた作品。公開時もテレビシリーズ放送時も気になっていたのに、なかなか観る機会が無かった。今回やっとHD&5.1chでの放送で観ることが出来ました。
びっくりしたのは、ビジュアル・イメージから受けるシリアスな雰囲気とはまったく違って、コメディと言ってもいいようなテイストの作品だったこと。そして、それが実に巧く機能していて、大いに笑わせてもらえました。あんまり好きではない竹内結子も凄く魅力的で(原作では男なのかな)、主人公として素直に感情移入できるキャラクターを(多少くさいですが)好演してよかったです。
それに対して、満を持して登場する白鳥を演じる阿部寛は相変わらず他を圧倒する魅力を爆発させていて、悪く言えば「相変わらずの阿部ちゃん」という感じなのですが、あれを自然にやってのけるのはやっぱり凄い。解説に登場した監督もそれは凄かったと降参してましたし。
コメディとして面白かったとは言っても、ミステリーとしても大変面白く観られました。原作も読んでみたいですね。
それにしても阿部ちゃんは凄いなあ。あんなに漫画みたいなキャラクターとギャグを違和感なく体現出来る役者はそうそういないんじゃないですかね。良い悪いは抜きにして。ボクは大好きです。
続編の『ジェネラル・ルージュの凱旋』も3月に公開だそうで、これは劇場に行こうと思いました。