男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

2010年がアメリカで発売予定に

http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/bancho_799.html

やっとまともに観られる

誰も好きこのんで引き受けないと思われる無謀な続編の企画。それを引き受けるだけでなく脚本も撮影もやってのけたのがピーター・ハイアムズ

ボクはこの『2010年』が凄く好きなんですよ。

流れとしては

2001年宇宙の旅』を小学一年生の時に図書館のSF紹介本(写真集みたいな豪華な本でした)で観て、”コンピューターが反乱を起こして乗組員を殺そうとする”と言うプロットに興奮する。

中学生になったときクラスの友だちが父親のLD(キューブリックがトリミングした最初の盤)をダビングしてくれたのを観る。→猿人のところで寝る。→次の日がんばって最後まで観る。→HAL9000読唇術でボーマンとプールの画策を知るシーンのクールさに痺れる。そして、その後のポッドが無音で回転してプールに迫るカットと、それに続くジャンプショットでHALの目に迫る演出に痺れる。
でも、話はさっぱり分からない。

キューブリックにそのまま『シャイニング』など観てはまる。

ハイアムズが好きで、しかもロイ・シャイダーが主演ときたから、『2010年』を観る。無茶苦茶面白くてはまる。

クラークの原作『2001年宇宙の旅』を読む。話がキチンとわかり、なおかつ面白くて燃える。

クラークの『2010年宇宙の旅』を読んで燃える。

70ミリノートリミングが売りのビデオが『2010年』とあわせて『2001年宇宙の旅』も発売される。
ノートリミング版の『2001年宇宙の旅』を観て、アスペクトの大切さを身にしみて実感する。「映画は監督の意図した画角で観ないと駄目だ!」と鼻息をあらくする。

という感じなので、『2010年』は『2001年宇宙の旅』の偉大さを理解するとっかかりになっている訳です。

何か『2010年』って世間的に扱いがよろしくないという印象ですが、単体で観ると凄く面白いと思うんだけどなあ。
DVD時代はスクイーズなしのバージョンしかリリースされなく、何度も再発売されましたが一度も新しいマスターなどになりませんでした。
BDなのでがんばって欲しいもんですね。日本版も(出るよなあ…)。