男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

スパイダーマン3

ユナイテッドシネマ豊洲10番スクリーン DLP上映

日本有数といわれる巨大スクリーンで、DLP上映にて鑑賞しました。一部動画ボケのような部分も感じられましたが、あのクッキリはっきり感はすごいです。フィルムではとても味わえないテイストでした。

スクリーンは大きいんですが、シートがスタジアム形式だからなのか、見下ろしている感覚で巨大な感じはそれほどでもないです。

本編は3人も敵がいるという事前情報から、どうやって戦うんだろうと思っていました。順番に一人ずつ戦っていく展開が何だか連作短編のような雰囲気で、ドライブ感に欠けるなあと少し心配になっていたのですが、後半にヴェノムが現れるや、やられたと思ったサンドマンも復活して一気にクライマックスに収束していく様は身震いするほど燃えました。

そして、ニュー・ゴブリンとして復活したくせに、しょっぱなから”頭を打って記憶喪失→すぐに記憶復活→いやがらせ→またやられる”というライミ監督の正気を疑うようなコンボを決められるハリーが、いよいよパーカーに助けを求められるあたりから涙腺が緩むほどツボに。友情が復活するパターンすごいすきなんですよ!

しかも、唐突に登場した執事が「今言うこと!??」全開のタイミングでパーカーの濡れ衣を晴らす展開も色んな意味でキました。

ライミ兄弟が原案脚本を担当しているだけに、もうやりたい放題やっちゃうぞというでたらめさが痛快でした。中でもサンドマン誕生のさいの実験場の連中のアバウトさは特筆モノ!!

そういえば、制作費の1/3をかけたといわれているサンドマンのイフェクトは激凄かったです。一粒一粒の大きさや形状が違っているあたりは絶句ものでした。しかもクライマックスで怪獣さながらに巨大になって襲ってくるのは素晴らしかったです。そこでハリーが駆けつけるタイミングとダニー・エルフマンのテーマが燃える!!

音楽はクリストファー・ヤングが交代して担当しているのですが、要所要所でダニー・エルフマンの「1」「2」の音楽が流用されているので少しまとまりがない感じ。パーカーとハリーが戦うときの音楽は特に浮いている感じがしました。

前作ではスパイダーマンをやめて浮かれたトビー・マグワイヤーの芝居と演出が大爆笑でしたが、今回の調子に乗りまくっているパーカーと悪に染まっての悪乗りブリなどなど、さらにライミ監督にもてあそばれている感じがさらに爆笑でした。