男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

イノセンス [Blu-ray]

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というわけで、注文して3日後に届きました。発送が京都の倉庫だったようで、少し時間がかかったようです。

早速観てみたのですが、噂どおりの凄いクオリティに度肝を抜かれます。

タイトル・シークエンスのロボット製造過程が、前作のサイボーグ製造過程とリンクさせてCGの進化をあからさまに見せ付けているのが際立っています。
暗い部屋や暗い車内などの暗部表現はさすがの一言ですし、例のコンビニのシークエンスは商品の描写が笑ってしまうぐらい細かくて、押井守のコンビニ描写到達点なんじゃないでしょうかね。
舞台が北端に移ってからは、その町の描写や無数に飛び回る鳥たちの描写などなど”細かいことは良いことだ!”といわんばかりの緻密さにあきれ返るほどです。例のお祭りシークエンスも気持ち悪いぐらいの情報量が再現されています。

音声は夜中に鑑賞したということもあってリニアPCMをヘッドフォンで鑑賞。HDMIではないので2chになってしまいましたが、それでも音の厚みが全然違います。特にクライマックスの船内の銃撃戦は重低音の反響や金属類の硬質な高音が非常に気持ちいい。

今回は脚本も押井守が書いているだけに展開はいつものフォーマットなだけでなく、遠慮なく様々な引用が使われて「はいはい、わかったわかった」の連続で辟易すること請け合い。ただ、クライマックスの素子登場から別れのシークエンスは非常に好みです。

それにしてもPCMの7.1chが再生したくてウズウズする罪なソフトです。