男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

色々と観ました

su12009-08-23


BS11での放送をまとめて。

劇場で観た時は燃えていたんですが、何度も観ているとかなり辛い……

伊藤和典の脚本は要所要所でかなり素晴らしく、樋口特技監督も大変良い仕事をしていると思いますが、やっぱり金子監督が決定的に厳しい。

ただ、一作目のギャオスをやっつけたときに天に伸びる一条の超音波レーザー(?)と、三作目の渋谷大破壊シークエンスは最高。特に渋谷大破壊はガメラの攻撃で容赦なくそこにいた民間人がゴミのように死んでいくのが素晴らしい。

HDクオリティは思ったよりも良くて驚きました。

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日本映画専門chで二本まとめて放送。

2.0は結局劇場でも観ないでBDも買わなかったのですが、正直正解だったかも……。

ただ、新しくなったOPは意外に好きかもしれません。もっとも、オリジナルがあまりにも露骨に『マトリックス』にパクられての挑戦意識を強く感じてしまいますけどね。押井守監督ってホント負けず嫌いですよねえ。大事なことだと思いますけど。

オリジナルはBDには負けるけど、やはりそれほど悪くもない。

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こちらも日本映画専門chにて。

BDは観ていないので比較できないのですが、HDらしく精密な画像とソフトフォーカスも緻密に再現されていてなかなか良かった。

公開当時は押井守監督の決意表明みたいなモノに煙に巻かれてしまいましたが、一年経つと素直に楽しめました。何か北野武の映画を観ているような気分でした。川井憲次の素晴らしい音楽もどことなく北野武の映画につける久石譲のような雰囲気もありましたし。

もっとも、個人的に喫煙に関する描写は相変わらず不愉快でしたけど。

あと、エンドクレジットは折角川井憲次が良い音楽作っているんだから、主題歌なんか流さなくて良かったんじゃないかなあ。商業的な事情があるにせよ。

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藤子A先生の原作も大好きなんですが、映画も戦中の雰囲気や田舎のロケーションが素晴らしくて大変好みの映画です。子どもの頃観たときはタケシの行動の真意が掴みづらかったのですが、今観ると素直に分かるなあ。

まあ、何にしろ、井上陽水の主題歌がかかると否応なく感動してしまう不思議な映画でもありますが。

HDクオリティとしては少しボケ気味ですがキッチリとフィルムのタッチは感じられますし(って劇場で観てないんですけどね)、緑の発色が良いのでロケーションの効果がより良く感じられます。

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日本映画専門chの放送も二本目。

続けて観ると、ちゃんと二本目らしい作りになっているのがちょっと発見でした。相変わらず基本はパラレルワールドなんですが、続編らしく総ての要素がてんこ盛りにパワーアップしている構成が良い。とにかく若大将の身体が心配になるほど大量に

「頼まれたら嫌と言えないのが若大将(兄貴)でしょ」

と無理難題を押しつけられまくる。

でも、

「やるといったらオレはやるよ」

とちゃんとがんばる若大将が最高でした。

学生ボクシングに助っ人で入った素人の分際で、最後は「ハッキリと申し上げますが、ボクはプロ入りは致しません」って真顔で言い切る若大将萌え。

「あんな腹の減るスポーツはたくさんですよ!」

加山雄三まんまの表情で締め、持ってこられたステーキを満面の笑顔で頬張ろうとした瞬間ストップモーションで「終」の字が飛んでくる完璧なエンディングもナイス過ぎます。

ああ、若大将面白いなあ。

あ、澄ちゃんクソ女ブリもますます拍車がかかっていて大爆笑でした。