男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

Mr.&Mrs.スミス★★★

ダグ・リーマン監督がこういう派手目の作品に取り組むなんてなあ、と思っていたら案の定スケールが微妙に小さい作品に仕上がっていて安心(?)。

ダグ・リーマンらしく全編手堅い演出の中に、切れ味の良い部分がのぞく『ボーン・アイデンティティー [DVD]』的な部分が巧く発揮されていました。
再び組んだジョン・パウエルは引き続きストリングスを刻む流の音楽ですが、キチンとコメディっぽくなっているところは器用だなあ。

恋人たちの予感〈特別編〉 [DVD]』風なオープニングでは、ブラピとジョリ姐の演技達者ブリが味わえて笑えます。

基本的にコメディなのですが、思ったよりも面白かったのも意外でした。

特にクライマックスともいうべき中盤の夫婦喧嘩は白眉で、実際には相手を殺す気なんかさらさらなく、お互いに日ごろの鬱憤を思う存分転嫁しているのが最高に笑えました。中でもソファに投げつけたジョリ姐をブラピが何度も何度も蹴りつける場面は爆笑でした。あの時のブラピの顔を見られただけでも、元を取ったような気分です。