男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

オルフ:カルミナ・ブラーナ

カルミナ・ブラーナとの出会いは、メル・ギブソン(スクリーン表記だと「メル・ギブスン」!)主演の「ハムレット」の予告でした。

もう一発でノックアウトされるカッコよさで。燃えるという形容詞はまさにこの音楽に集約されているのかもというぐらいの激燃え音楽でした。

勿論有名な「運命の女神」以外にも美しい曲やコミカルな曲やさらに燃える曲などのてんこ盛り状態です。まさに世俗的カンタータ(よく知らないで書いてます。すいません)。

で、ちょっと決定盤的なものを聴きたいなと思って調べてみると、オイゲン・ヨッフム指揮のこれがまさに決定盤のように扱われています。

ベートーヴェンの第九の演奏がバイロイト祝祭のフルトヴェングラー盤
が決定盤みたいな感じっていうといいすぎかも)

というわけで、早速聴いてみましたが、これが燃える。アナログ録音とはいえ抜群に音もよく、ストリングスが実に瑞々しい。合唱も凄まじくて、テンポやテンションもコレって感じでした。

ただ、学生の頃に友人から聞かせてもらった盤(指揮者が思い出せない)の、ラストの「運命の女神」がボクは忘れられない。それがとにかく凄いのよ。まったく遠慮がない。クライマックスの大アクションに40分近く費やすキャメロン的というか。ティンパニから続く例の「グヴァアアアアアアアン」ってやつが物凄く、ラストの伸ばしも大丈夫か?と聞き手が心配になるほど伸ばしに伸ばして引っ張る。

あれ、また聴きたいなあ。