男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

クロエ・モレッツ目当て第二弾『グレッグのダメ日記』★★★


成長したクロエ・グレース・モレッツが堪能できます

日本でも発売されている児童向けの本『グレッグのダメ日記』。映画化された本作は残念ながら日本未公開でしたが、晴れて1月7日にDVD化されました。まさか『キック・アス』需要を狙ったわけではないでしょうが、ボクみたいにクロエ・グレース・モレッツ目当てに購入する人間がいるでしょうから、抜群のタイミングと言わざるを得ませんね。

まるっきり期待しないで見始めたのですが、意外や意外にキチンとした「児童向け」作品に仕上がっていて楽しめました。中学校が舞台なのに珍しく出演している子供たちがみんな「小学生」にしか見えないという、アメリカ映画では珍しいキャスティングも○。そんな中、ちゃんと実年齢の役柄を演じているはずのクロエ・グレース・モレッツだけがひとりだけ大人びたキャラを演じているのが新鮮です。いや、大人びたキャラは彼女の専売特許とも言うべき属性なんですが、子供たちの中でもひとりだけ頭ひとつ大きな身長というだけでも、ヒット・ガール世代には衝撃です。

体つきも色っぽくなっているんです。『キック・アス』の続編では間違いなく”ヒット・ウーマン”にならざるを得ない。


主人公のグレッグが等身大と表現するにはあまりにも露骨に「人気者願望」が強いのが生々しくて笑えます。ほとんどの子供たちの中にある「無垢な邪気」がカリカチュアライズされて描かれ、正攻法な児童向けらしさ爆発です。もちろんコメディとして作られているので笑えるようにはされているのですが、この「笑い」の部分もかなり下品で容赦ない。

それでいて、ちゃんと「友情」について描かれているのは好ましい。

しっかし、グレッグの浅ましいまでの「人気者願望」は笑えるなあ。作品自体が「大人になって大物になった際に、イチイチ過去のことを説明するのが面倒だから記録を取っておく」という主旨なのも笑える。

のび太と同様、「いい子」ちゃんじゃ児童向けの主人公にはなれっこないわけですからね。ははは。

そういえば、学校新聞の漫画担当がいなくなったので、「人気取りのために」その後釜に座ろうとするグレッグが考えた3コマ漫画がかなり爆笑ものでした。

友達のロウリーは子供らしく「一発ギャグ」を使った漫画を描くのですが(おかげでもちろん彼が漫画担当に抜擢されて人気ものになるんですが)、それをグレッグは「洗練されてない」と一蹴。

で、彼が描いた「洗練された漫画」がこれ


なんだ、そりゃ?





・・・

さて、目的であるクロエ・グレース・モレッツが演じているのは、(おそらく)嫌な目にあって子ども社会から距離を置いている新聞部のアンジー。「他人からの人気より自分らしさが大切」という映画の主題を象徴する結構重要なキャラ。

脚長い!

グランドのベンチの下がマイスペース。ここで静かに本を読んでいるので、グレッグは短絡的に「変人」あつかい。

登場シーンはあまりありませんが、要所要所で現れては可愛いファッションを披露しつつ、主人公のグレッグの邪気をチクチクとくさしていきます。ははは。グレッグがサイテーの事をしでかしたときの「呆れ顔」というか「残念顔」はなかなか心臓にきますよ。

まあ、ほんとグレッグはサイテーですからね。ははは。

途中でヒット・ガール・カラーであるパープルのベレーをかぶって登場するクロエが抜群に可愛い。



新聞部らしく常にカメラを持ち歩いているのもいい。


こしゃくな発言もクロエ・スタイルですね。ははは。

珍しくメッシュが入っています。


というわけで、クロエ・グレース・モレッツ目当てとしてはかなり楽しめる作品でしたので、おすすめです。


《特選ヒットガール写真集》
《特選ヒットガール写真集メイキング篇》