ドラクエ1の武器「たけざお」についての考察
こういうの大好きです。
ボクは初めてプレイしたRPGがファミコン版『ドラゴンクエスト』で、「たけざお」は思い出深いですよ。あれって2とか3には登場していないってのも初めて知りましたよ。
妹が友達から借りてきて放置していたのを(開始して1分ぐらいで放置してました)、何となく始めたのを今でも思い出します。RPGなんて言葉も知らないし、そもそもゲームにジャンルと言う概念があることすら知らなかったと思います。とにかく『スーパーマリオ』やシューティングゲームばっかりやっていたんです。
電源を入れて名前を入力するときからして驚きました。
「なまえ!?」
キャラクターに名前をつけられると設定が強烈で、たった4文字を一生懸命考えたのを覚えています。
正面を向いたままカニ歩きをする主人公のキャラ。美しいドットで描かれた王の間。宝箱を開ける時のだんどり。などなどあらゆる意味で「今までプレイしたことの無いゲーム」であることは明白でした。
ただし、「面白さ」が分かるにはもう少し時間がかかったのです。
お城から出て町に行き、色々と話を聞いてからフィールドに出るのですが、スライムにいきなり苦戦する。そもそも姿の見えない敵にいきなり出くわすエンカウントシステムが物理的に驚きで、やたらと緊張感がありました。「うわ!」と声が出たもの。
進もうとしても敵と戦っていると死んでしまうので、どうしたもんかと考えた結果
「武器がいるな」と。
ここで、「やくそう」を使ったら回復とか、「防具」を使えば防御力が高くなるとかってところに思考が行き着かなかった事は、ボクの人生におけるRPGスタイルを決定づけました。
「攻撃は最大の防御」
を地で行くストロングスタイルを無意識に選択したのですね。
町にあった店で、武器を買えばつよくなるんじゃないかと思ったんですね。
それで買ったのが「たけざお」ですよ。ここで一番安いこれを選んだんですよねええ。ケチですなあ。普通こんぼうだろうここは。そこまで見透かしていたとしたら堀井雄二やっぱりすごい。あれって、防具用のお金も考えての値段設定だったのかな。でも、防具は買わなかったんですよね。買ったのはかなりあとだったと思います。
でも、「たけざお」だけでも結構攻撃力あがったようで、何となく勝てるようになってくるんですよ。そうするとお金をためてもっと強力な武器を……
と言う具合いにドラクエの術中にまんまとハマってしまいました。
確かあれは夏休みだったので、えんえんえんえんやってましたよ。とにかく「1」をずっとプレイ。あんなに面白かったゲーム体験は確実に他にはないですね。なんでも最初ってのは大事なんですよ。
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すぎやまこういちさんが音楽をやっているって知ったのはずいぶん後だったと思うなあ。素晴らしすぎる音楽です。