パーマン 1 (藤子・F・不二雄大全集)
- 作者: 藤子・F・不二雄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/07/24
- メディア: コミック
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以前書いた様にボクは仮面をかぶった女フェチなんですが、今回パーマンを読んでいて、やっぱり『パー子』最高だなあと。
今回の一巻と二巻ではいわゆる『旧パーマン』なので、星野スミレであるパー子がミツ夫にホの字である設定などがあまりないんですけど、ボクとしてはそこんところのいわゆるチョイラブコメなパーマンが読みたくて仕方がない。
と言うわけで、文庫版を引っ張り出す手間がないのでいつも手元にある座右の書
『藤子・F・不二雄の世界』
を手元へ。
このムックには何篇かF先生の作品がセレクションされているのですが、『パーマン』からはパー子=星野スミレの日常が丹念に描かれる『パー子の秘密』が選ばれている。実に「わかってる」セレクション。
ビルのひさしで居眠りするパー子にそっと近づいてマスクの中を見ようとする一号とか、自分のコピーロボをパー子にして部屋に軟禁するとか、実に変態丸出し願望充足なエピソードの数々が素晴らしい。ここでパー子の姿のまましおらしく部屋で待っているコピーのエロチックなことよ。
一方星野スミレの美少女アイドルとしての生活も丹念に描かれてパー子ファンとしてはたまりません。
同級生の子にお誕生日会に誘われても仕事の都合で断らざるを得ない場面では、
「おいでくださるわけないでしょ」
と、どんだけ神格化されてんだよという。
そりゃあパー子のときはハッチャけるっつうの。
ホントにF先生のパー子に対する愛着がにじみ出ているエピソードですねえ。
このエピソードが大全集版に収録されるのは7巻。来年の四月発売……。
パー子のこういった部分がたっぷり描かれているシンエイアニメ版パーマンも動画配信されるようなので、観直してみようかな。