男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

ヤッターマン


ドロンジョ様さいこうです!!

ヤッターマン観てきました!!

ドロンジョ様だけを期待して観に行ったのですが、これが大変面白くてびっくり!
三池監督だけに、相変わらずテンポが非常に悪かったりするのですが(根本的に編集の生理が変というか合わない)、それ以外はヤッターマンのエッセンス(エロ・グロ・ナンセンス)である、子ども受け満点のくだらないギャグ(大外しも恐れず)に加えて、”ヤッターマンを実写化する”事に対する自虐的なギャグがかなりツボでした。アニメの一話目からカマされる”延々遠いところまでヤッターワンで走っていく”あたりも凄いことになっていたし。

大人向けのギャグも遠慮無く盛り込まれている点も侮れなくて、予想以上というかかなり高ポイントの櫻井君の芝居も相乗効果を上げて大変面白かったです。

ガンちゃんを演じる櫻井君は本当に素晴らしくて、すっとぼけた雰囲気やアニメらしい動きが妙に様になっている。頭に岩が当たって気を失い→ドロンジョ様にキスなんて、すさまじくリアリティ(この場合アニメらしい)ある芝居。

特に必見なのは、ドロンジョ様が妄想する夢(このシークエンス爆笑!)に登場する、サラリーマン姿の1号。スーツにあのマスクで夕焼けに力なく立つ姿は大笑い。あの力の抜け方は半端じゃない。

岡本杏理がお父さんとの悲しい話をしているそばで、いきなり涙ながしているカットも爆笑。しかも二回も。あの適当さは大笑いだ。あと、やっぱりサソリの毒を吸い出すシークエンスね! 不必要な長さがサービス精神満点で。2号を払いのけて「どけ!」も抜群。

そして、2号さんこと愛ちゃんを演じる福田沙紀も実にいいキャスティングで、ちゃんとマスクをつけると非常に可愛いのに、素顔だと「そりゃドロンジョ様にやきもきするわい」という説得力のある庶民的な顔立ち。決めポーズも本人が特撮好きらしくバシっと決まる。

櫻井君もジャニーズで鍛えられているだけあって、いちいちポージングが決まるのはグッド。(なのに、脱力している感じも上手いのだ)


で、


肝心のドロンボー一味。

これが、まあ


素晴らし過ぎる!!


深キョン演じるドロンジョ様は登場シーンから何から、総てのカットにおいて無茶苦茶な可愛さ!! あれはホントにヤバいです。三池監督もここは外せないポイントと心得ているようで、様々なドロンジョ・シークエンスを用意しながら、深キョンをキチンと可愛く撮っている。
目玉であるドロンジョ様の初恋関係は、年甲斐もなくときめきましたよ。シナリオ的にも結構良いシーン目白押しでしたしね。

加えて、生瀬さん演じるボヤッキーが当たり前のように素晴らしいのが凄いです。あれをあれだけ軽々しそうにバッチリ演じるのは異常。ケンコバもがんばっているけど、力量の違いが思いっきり出ていますね。
深キョンが浮世離れしたキャラクター全開の分、生瀬さんがガッチリとアシストしていますね。
しかし、ボヤッキードロンジョ様ラブぶりは感情移入が半端じゃないです。夢の妄想シークエンスでも、有名な「全国の女子高生の皆さん」を山としながらも、結局ドロンジョ様のペディキュアを塗っているという素晴らしさ。
ケンコバも生瀬さんも、あのドロンジョ様と一緒にたっぷり仕事しているなんてうらやましい限りです!


天才ドロンボーも振り付けで唄うシーンがあったりして、つけいる隙がない。深キョンドロンジョ様が無表情で踊る様はニヤニヤしっぱなしです。


あと、山本正之の音楽をちゃんと使っているのも当たり前なんですが素晴らしい。あれないとヤッターマンじゃないって。

山寺宏一も大活躍でやっぱり外さない。


全体的に恐ろしいほど外さない見事なヤッターマン実写化だったんじゃないでしょうか。

シネスコだしね。


早くブルーレイでドロンジョ様を堪能したいもんです!!


帰ってから速攻注文しました! 明日の到着が待ち遠しいです!!

深田恭子写真集『KYOKO TOKYO PIN-UP GIRL』

深田恭子写真集『KYOKO TOKYO PIN-UP GIRL』

家の奥さんが既に購入済み。ただし、ドロンジョ様の写真は最初の数ページのみです……
マジでドロンジョ様だけの写真集を出して欲しいです。