笹の葉ラプソディ

ホントにいきなり新作放送開始

３年間も待ってきた人たちとは到底比べものにならいんでしょうが、放送前の興奮と、実際に新作が始まったときの興奮は尋常じゃなかったです。ここまで事前情報をシャットダウンして新作突然放送と言う演出を仕掛けたのは凄いんじゃないでしょうかね。テレビ欄の情報漏れという痛恨のミスがあったとはいえ（これも演出かもしれませんが）、ホントにいつもの流れで突然新作が放送されましたから。

今回は前回にも何度かあった変則的なオープニングで、通常のプロローグにクレジットが被さるバージョンでした。エンディングが新曲だったので、次の新作放送時には新しいオープニングが用意されているんじゃないでしょうか。

次に放送が予測されるのは『エンドレスエイト』。これもたまらなく面白い短編なので今から楽しみで仕方ありません。

もっとも、これからは情報解禁になっているので、様々な媒体で新作の情報も流されるかもしれませんけどね。

で、今回の『笹の葉ラプソディ』。時系列順に構成していると言う事からも、第一期の雰囲気と差が出ないように慎重に作成されているのが分かりますね。キョン役の杉田智和はWiiのゲーム『並列』では少し声のトーンを落としていて心配だったのですが、今回の新作では殆ど違和感を感じませんでした。寸前まで『涼宮ハルヒの退屈』を観ていたので、それでも問題ない感じでした。

お話としても、相変わらず京都アニメーションの方針通り原作に忠実。中学一年生のハルヒと遭遇するシークエンスも原作を読んだときのイメージ通りでした。

３年前の長門（眼鏡！）の家に泊まりに行くシークエンスでも、床の間で時間経過する演出がこれまたイメージ通り。長門の微妙な変化にキョンが気づくシーンもちゃんと絶妙に再現されていて満足でした。眼のハイライトが動くんですね。表情もちゃんと微妙に変化しているのもさすが。ちゃんとこたつの布団がないのは微妙に笑った。位置は少し部屋の中央で、『憂鬱Ⅱ＆Ⅲ』では広角レンズの効果でだだっ広く感じさせた演出も、今回は標準レズの効果で部屋が窮屈に感じます。意図的だとは思うのですが、これも長門の心象と重なるんでしょうかね。

とにかく、これで『消失』のアニメ化はほぼ確実になったので、長門ファンとしては秋までやばい日々が続くことになりますね。

ところで、個人的にいちばんの懸念である”HD化”に付いてなのですが、クレジットを観る限り製作はHDのようです（今のご時世当たり前ですが）。ただ、今回視聴したテレビ埼玉はアナログ放送だったので、MXテレビでの地上波がどうなるかが目下いちばんの興味です。これで額縁だったりしたらもう……（可能性が高いところが恐ろしい）

追記：

どうやら地デジチャンネルではHD放送（少なくともワイド）で放送された模様。アップされた画像で確認してもなかなか高細密でHDでの放送かもしれません。

さらに追記：

よく考えたら第一期からアップコンバートではあるけどワイドで放送されている局があり、今回もその局だけワイド（もしかしたらHD）で放送された模様。つまり現在の再放送も額縁であるMXテレビは新作もこのまま額縁の可能性大……。

DVDの発売予定も番組内ＣＭで明かされ、８月になったようです。全話発売したらブルーレイ化もされると思うので楽しみですね。