男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

カルト・コレクション

ユニバーサルが9月に発売するカルト・コレクションと銘打った廉価版シリーズ。こういったシリーズは大抵在庫処分的な意味合いが強いのですが、たまに「なんでそれが!?」と言う埋もれていた名作などが突然廉価版で初リリースされたりするのが侮れない。

今回の目玉はやはりロブ・ライナーのデビュー作であり、カルト映画の特集などでは必ず上位に食い込む

でしょう!

廉価版なので、アメリカで発売されているクライテリオン・クラスの特典やクオリティは望めないと思いますが、ビデオ版を発見するのが困難な現在、観られるだけでも大したもんです。しかも1350円て!!

絶対に買って損なしです。

無茶苦茶笑えますから。

プロットは一発屋のイギリスバンド「スパイナル・タップ」がアメリカで突然リバイバル・ブームになったから、来日ツアーを行うと言うニセ・ドキュメンタリーです。ディレクター役はロブ・ライナー本人。まんまバンド・ツアーのドキュメンタリーチックな手法なのですが、仕込まれたギャグの数々とスパイナル・タップの不幸ぶりは爆笑必至。勘違い丸出しの”真っ黒なジャケット”で発売されたニュー・アルバムのエピソードや、アンプのボリュームのエピソードは特に有名。


続いて個人的に非常に思い入れの強い映画

ザ・カー [DVD]

ザ・カー [DVD]

『ザ・カー』ですよ。『ザ・カー』! タイトルがあまりにも潔いですが、本編も想像を絶するほど潔くて、黒い車がただ単に襲ってくるだけ。ただ、ポイントはこの車が人為的なものではなく、車そのものが悪の化身となっているところです。墓場にはいってこられない辺りに、当時のオカルト・ブームの残滓を感じられて素晴らしい。