男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

水曜どうでしょうサイコロ3

DVDの第四弾。今回は二枚組みでサイコロ3前編後編が収録されています。便宜上前後編に分けているだけなのかと思ったら、番組の段階で前編が前回同様ミスターの仕事上の都合で知りきれトンボになっているのを省みた上で、その3日後にご丁寧に終了地点の淡路島から再開するという抜群の面白さでした。
前編は大泉さんの体調も良く、遂に「喧嘩太鼓」*1の出自も観られて大笑い。

後編はまさか続きをやらされると思っていない大泉さんが、ジャージ姿に適当な靴(この靴が後編中延々イジりまくられるのが笑える)のまま淡路島まで強制的につれてこられる際の問答無用のすっ飛び編集からして面白く、中盤のクライマックスであるヘリコプター移動で遂に大事件が勃発して爆笑。
ヘリコプター移動に浮かれまくる大泉さんの様子が、ヘリに乗り物酔いしてしまって人間とは思えない表情に陥る段階(ボクも乗り物には弱いほうなので可哀想でした)でフラッシュバックされる編集はさすが。

当然後半はグッダグダになってしまうんですが、それでもやはり独特の一緒に旅している共有感覚と、妙な楽しさは健在でした。思うに、通常の旅行番組だと風光明媚な観光地を嬉しそうに紹介するくだりって言うのは、ある意味人の自慢話を聞かされているような疎外感を視聴者に感じさせている反面、この番組はどこに行っても観光を一切せずに文句ばっかり言ってるあたりや、道中の二人の退屈を紛らわせるためだけに機能している無駄な会話が絡み合うことで、あの共有感覚を抱かせて気持ちいいのじゃないかと思いました。

第五弾が楽しみです。

*1:DVDに嘘チラシ(これが爆笑モノ)まで収録された大泉洋の架空主演映画。電車の中で口からでまかせの虚言を吐き出すのがこの頃から始まったらしく、どの嘘も適当極まる話で面白い。特にチューハイが長崎の出島に”チューハイム”というオランダ人によって伝わったという逸話は爆笑必至。