男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

精神が重要

http://d.hatena.ne.jp/ka-lei-do-scope/20041130#p1

>>観客は、自身を取り巻く日常の精神より「一段階」高邁な精神を見るために、そしてそれに感情移入して「一段階」高邁な時間を過ごすために映画を観に行っているのだとすると、普段の精神によってニーズが決まってくることになります

この明文化は「額に入れて飾りたい」ほどですねえ。(「毒蛇は急がない!」と一緒に)

映画に限らず、ボクがフィクションに求めるものは半分ぐらいこれにあたるような気がします。(続く「二段階以上高邁な精神については「良く分からない」「退屈」となるのかも」も納得です)

なんというか、高邁な精神を目の当たりにするとグっと生きる糧になるんですよね。そういう浄化作用はたまりませんよね。

ボロミアの行動は「孟子」の公孫丑章句上(読み方も知らないけど)にある井戸に落ちた子供の話

>>例えば、よちよち歩きの幼児が井戸に落ちそうなのを見かければ、誰しも思わずハッとして、駆けつけて助けようとする。この子を助けたら、親からお礼がもらえるかもしれないとか、人々から褒めてもらおうとかのためではない。また見殺しにしたら、非難されると恐れているためでもない。

を思い出してボクは感動しました。

実生活ではこうはいかないからこそ、そういう「精神」からくる行動を目の当たりにするとグっとくるんですよね。