男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

初の一気読み。(ネタバレ多数なので注意)

ジョジョの奇妙な冒険第六部ストーン・オーシャンを一気に読み終わりました。

すんごい感動しました。

ストーン・オーシャンという新たなタイトルになり、初めての長期休載を経て始まった第六部は、異形としか言いようの無い作品に仕上がっていました。

ストーリー展開は荒木ズムに溢れた「行き当たりばったり」爆発で、それが極まると「筆が暴走」(曰く=重力のせいらしい)しまくってます。かつて永井豪が「デビルマン」で達した境地には及ばないながらも、今回の第六部の制御不能(アウト・オブ・コントロール)ぶりと、それでいて作者も涙したというクライマックスからラストへの展開には正直感動しちゃいました。

「うわああ、すげええ」

という感覚に加えて、大好きな

「そこで、そうくるかああ!」

も堪能できたのが大きな要因なんですが、ストーリーの着地点がまったく見えないのが凄かったです。

連載で読んでいたらどうなっていのかは分からない訳ですが、とにかくジョジョを初めて一気に読むというこの実験はボクにとって物凄い益がありましたね。

第五部ほどではないにしろ、爆笑ポイントも多かったのですが

(「おれがアポロ11号なんだぁ!」

胸を揺さぶられる展開が多かったです。

フー・ファイターズの活躍と最期や、ウェザー・リポートのかっこよさと運命にも大感動。更に、プッチ神父との数奇すぎる運命には、久々に荒木ストーリーテリングの真骨頂を感じました。

しかも、エンポリオ少年がクライマックスのキモになる展開が大好きで、あの承太郎ですら勝てなかった(しかも、その時の神父の手法がディオのそれ!)絶体絶命の展開!

また、殺人鬼のアスナイが抱くジョリーンへの愛情なども胸を震わされましたね。泣ける!

途中、あまりにも無茶苦茶な展開に呆れながらも、今までのシリーズとは異質の肌触りを感じる大傑作でした。


P.S.
15巻の荒木コメントはどうしたもんでしょうか。

カワイイ顔について

なんですが、完璧に

「おめえ、何いってんだ?」状態。