男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

エミリー・ローズ デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]

オカルトと法廷劇の両立

悪魔祓いが行われた事に対して、医学療法を止めさせた神父に対しての検察側と弁護側の法廷劇をメインにして、実際のエミリー・ローズのシークエンスを回想として挿入する構成なのですが、回想シークエンスはどのシークエンスもオカルト・タッチで統一されていて、警告色の赤や紫色などの配色が非常に恐怖感を煽っていて良いです。特にボクは非常に恐がりなので、エミリーが悪魔の存在を感じてから周りのもの全てが恐怖に見える(幻覚だろうがなんだろうが)シークエンスは凄く共感して恐かったです。
法廷劇でもあるので、各証言に対して検察側が反論をする際にも回想が同じ様に挿入されるのですが、こちらが丁寧に現実的な処理がなされているのも良かったです。
法廷劇としても肝心の”有罪””無罪”のクライマックスで結構意外な展開があるので侮れないです。
現実のシークエンスでも主人公の女性弁護士にも悪魔の影が迫ってくる展開は非常に恐く、ホラー映画というよりも往年のオカルト映画という言った方がしっくりきます。