タンジェリン・ドリームの『恐怖の報酬』サントラを聴きました。
先日カーペンターの『LOST THEMES』を聴いていたら、「タンジェリン・ドリームにそっくりになってきた」という意見を聞きました。
「そういえば、似てるよなあ」
と。
そう思ったら、やっぱりタンジェリンたくなるじゃないですか。心情として。
個人的にはタンジェリン・ドリームといえば、
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『ニア・ダーク』のサントラもダウンロード販売してるんだ!
『ニア・ダーク』でした。初めてタンジェリン・ドリームという名前を意識してサントラも聴きまくりましたし。
で、あれこれとYouTubeなどで色々と他のサントラなんかも聴いていたんですが、
「そういえば、フリードキンの『恐怖の報酬』が初めてのサントラなんだよな」
と、思い出したんですね。
そこで検索してみたらこちらが引っかかりました。
むっちゃカッコイイ!!
そして、やはりどことなくカーペンターっぽいw
こうなってくるとサントラが欲しくなりました。で、早速ヤフオクで検索してみると、いきなりUK盤が出品されていまして、それも結構なお手軽な値段。
結局だあれも入札することなく一人で見事落札w
そして、本日到着しました!
いやあ、この有名なスチールをバーンとつかったジャケットのカッコヨサよのおお。
早速全編聴いてみたんですが、先のテーマミュージックこそ単体で聴けるような曲になっていますが、全体としては思いっきり「劇伴」してるのが驚きます。それも
とにかく不穏!!!w
やはりあの本編の「どうしようもない不穏な感じ」は完璧にこのサントラも要因の一つだった事を再確認しました。
『恐怖の報酬』といえば、小学生の時にお昼のゴルフ番組が雨で中止になった時の代替番組を観たのが初見なんですよ。映画同様雨の降る「不穏」な真っ昼間に、あの「不穏極まる」傑作を観た時の衝撃は今でも忘れられません。どれだけすごかったかを思わず奥さんに延々話して嫌がられたほどですw
ボクのファースト・フリードキンでしたし、あんなに緊張した映画は『ユナイテッド93』か『恐怖の報酬』かってなぐらいですけど、アメリカで大コケしたことや権利関係がごちゃごちゃしている関係でなかなかソフト化に恵まれない映画でもあります。
ボクがその「不穏な初体験」を経て、二度目に観ることが出来たのはなんと上京してからいきなり廉価版で発売されたVHSでの鑑賞でしたからね。
有名な話ですが、『恐怖の報酬』は日本公開版(テレビでの放送もこちらでしょうね)は92分なんですが、ビデオでの発売はオリジナルの122分バージョンでした。
そのせいなのか何なのか、ビデオで観直した時はけっこう「かったるくて」w
勿論ニトロを運び始めてから、例の「吊り橋」なんかも異常なほどの緊張感なんですけどね。
結局そのビデオが出たっきりDVDも日本では未発売のままです。
でも、今なら絶対にまた楽しめると思うんですよね、そういうかったるい部分も含めて。このサントラを聴いて確信しましたね。
「まだ自分は『恐怖の報酬』を100%堪能していないんじゃないか」
と。
というわけで、早速アメリカで発売されているBlu-rayを注文しました!!!