男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『キック・アス/ジャスティス・フォーエヴァー』★★

普通にヒット・ガールのスピンオフにして欲しかったような

ま、あれですよねえ。世の中には貧乏くじを引いてしまうという表現がありますが、当たりくじを自らドブに捨ててしまうようなこともあるわけで。今作の監督ジェフ・ワドロウは、脚本も単独で書いているわけですから、言い訳のしようもありませんよね。

しっかし、退屈な映画だったなああ。

ヒット・ガール=ミンディ=クロエ・グレース・モレッツのエピソードは大ファンというのを差し引いても結構楽しめただけに、他の部分が酷すぎて。

根本的に演出とか作劇とかがてんでなっていませんよねワドロウは。どこをとってもオリジナリティがないうえに、借り物のソレも全然昇華できていないし。

肝心のヒット・ガールの大アクションシーンなんて、持って行き方の粘りのなさや、あまつさえ「今時この合成!!??」と腰を抜かしそうになるほどの雑さ。

あと、ヒット・ガール大バージョンの衣装やウィッグが大クロエと調和がとれていないんですよねえ。単純にあまり似合っていない。

それに加えて「いよいよヒット・ガール登場!」というケレン味もまるでない。

ミンディの学園ドラマにしたほうがいいのにとずっと思っていたので、まさにそういう展開は面白かっただけに本筋との乖離ももったいないの一言。


まあ、クロエのどアップがスクリーンで堪能できたことと、ヒット・ガールのヌンチャクが観られただけでもよしとしますが……