男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

偉大なるルガ女を襲った屈辱事件

通称仮称、異名に愛称~

 

と、一昔前のキョンキョン風に歌えるほど、ビューティー・デヴァイセスには通り名が数多くある。(ほとんど自称だが)

 

「社長」や「ジブリクイズの申し子」などから、おなじみ「ハイクオリティ・ビューティー」「ハイクオリティの種馬」、はては「とうがらし」「内職のおばさん」「デパガ」「コーティーズ」、そしてインディアン風に言うなら「レベル41のダンジョンにアーティファクトまで着て入った挙句に、開幕早々オーバーパワーを忘れてヒーラーを殺す盾」などなど。

 

そんな、グレート・ビューティーがメインクエストを進めていく中で遭遇した屈辱をここに記そう。(以下メインクエストのネタバレを含むのでご注意を)

 

時はレベル48に上がり、いよいよエオルゼアが風雲急を告げるさなか。暁の面々からも「お前っきゃいない!」「アナタがいないとダメなの!」「ええええ!!?? ビューティーさんがいないんなら、家で宅急便受け取らなきゃいけないからキャンセルで!」なみに皆から頼られ慕われるエオルゼアの赤い稲妻ことビューティー。そんな、大いなるビューティーが、ファイナルファンタジー名物ともいうべき「クエストマラソン」……いわゆる「おつかいクエ」を試験終了チャイム直前まで問題を説いている受験生のような必死こいた気分で、「ごめん、サボテンダーに会いたい……」という、エオルゼア民全員が「それマジ無関係1000%」と思う事必至のおつかいクエのために奔走している道中で起こった!

 

その名も「エールポート事件」

 

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悠々と大人の隠れ湯につかるサボテンダー2号を共に湯浴みするビューティー。彼女はまだこの後おこる屈辱を知らない。

 

「エールポート事件」は実際にクエストの名称として実在する。

 

その名の通り、リムサ・ロミンサにある「エールポート」という港町で起こるクエスト。

 

エールポートといえば、いよいよ三国ダンジョン巡りが始まる初っ端である「サスタシャ」の近くにあることから、初期レベル帯のキャラには馴染み深い場所だ。

 

その直前にも双子の番人からそれぞれ「クラゲの刺身持ってきて」という依頼を同時にこなすという、極めつけに「それこのビューティーがやらなきゃなの??」なクエストを憮然とこなし、それでいながら、そのさなかに遭遇したFATEでは盾ひとりDPS一人、ヒーラーなしというような、時間に反して実利なしなものもやっつけていた。実利はなくとも盾として斧を振り回し、大暴れするプレイは実にアイアン・ビューティーに相応しいとニヤニヤと好き好んでやっていましたよ。

 

そんなおり、「じゃあ、ちょっとエールポートの長官に書簡持ってって」という、新生エオルゼアでは道路標識代わりともいうべき定番の命令を受けて、やってきました港の街へ。

 

まああ、FFフォーティーン。そこからも「あ、じゃあ埠頭の先にいるドーソンに話しかけて」という依頼。もう、ここらあたりになると、ビューティーだっておぼこ娘じゃないですよ。そんな丁稚扱いにも劣る小間使い的な依頼にも「ヘイ!」と快く二つ返事で瞬時にクァールを呼び出して壁から飛び降りて埠頭に向かいますよ。なんせ13965もの経験値がもらえるとありゃあ。とっとと49に上げてメインクエストを進めたい戦士様ですから、はい。どう考えてもダンジョンクリアよりも多い経験値にインフレぶりを覚えつつ、そこは長いものには巻かれろ的いっかいの冒険者としての謙虚な気持ちで埠頭のドーソンに話しかけましたよ。そしたらこいつ

 

「あ、上の荷物こっちに運んで」

 

と、仰る。

 

この偉大なるビューティー様に。

 

もっとも、直前に「これ、チュートリアルじゃないのん!?」と声が出てしまうような、シドが記憶を取り戻して「オレはこの船をホコリにおもうぜ!」とか太鼓を叩いているご時世に、「ひざまずく」のエモを強要されるエモクエ(初期に「エモーションってあるのよん」的なことを教えるチュートリアル的意味合いの強いエモ)をやらされたりしているので、おこりゃしませんよ。

 

「ヘイ!」

 

の精神で、すぐ上の(ほんとにちょっと上がりゃある場所!)の荷物を選択。ビューンと実行。そして、ドーソンとかいう輩のそばへ、ビューンと実行。そして、きゃつ曰く、

 

「あ、もう一つ持ってきて」

 

と、のたまう。

 

この、高貴なるビューティー様に。

 

「二度あることは三度ある」

 

これは人生で覚えておくべき必須の格言だが、このハイデリンでもこれは非常に重要だ。

 

結局都合3つも荷物を運ばされたビューティー。息も絶え絶えに「これでいいんでしょ?」と話しかけると、突如帽子をかぶったワンパク坊主が走ってきて

 

「荷物を運んでいる途中に賊に襲われたよおお」

 

と、ぬかしおる。

 

この、やんごとなきビューティー様に。

 

それでも!!!

 

そこはビューティー戦士の子。すぐ表の荷物を取りに行きましたよ。3回も荷物運びをさせられた屈辱に比べれば、賊から荷物を取り戻すなどマシな方。

 

そこに現れる雑魚三匹。よおおし!!! じゃあオーバーパワー一閃!!!

 

「…………………」

 

そこには雑魚に走って行く大きなルガ女が一人。「スプリント」を使って雑魚に向かっていく抜斧したアーティファクターな戦士が一人。

 

あれですよ。前々から、そう、マウントを入手したあたりから、ホットバーのマウントを呼び出す時のやつ、そこ置いてある「スプリント」のボタン、戦闘時にホットバーを戦闘時に戻すのを忘れて、押しちゃうんだよねえ。てへ。

 

「スプリント」とは、TPをすべて消費して走る速度を上げるスキルなり。

 

戦場ですよ、そこは。雑魚とはいえ、敵はやる気満々ですよ。なにせこっちはアーティファクトなんか着ちゃってますから。兜に角とか生やしてますから。身体よりもでかい斧をもってやがりますから。そんな奴が全力で、それこそスプリントを使ってるような速度で突っ走ってきたら、そりゃ血気盛んですよ。

 

で、

 

グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグル

 

雑魚を引き連れて、ビューティー、山手線状態ですよ。TP回復まで……

 

 

ノロイましたよ、何度も同じ過ちを犯しているのにボタンを変更しなかった中の人を。恨みましたよ、何度もクァールを乗り回さないといけないおつかいクエを。

 

 

「ぷ! あの人見て!! アーティファクト着てるよねアレ! ぷげら!!」

 

聞こえたもん! tellが!! 心のなかに届いたもん!!!!

 

オーバーパワーフルスイングを必要以上の回数で叩きつけて雑魚を一掃したマグニフィセント・ビューティーは、その場を堂々と離れましたよ。スプリントなんぞ使わずにね!!!

 

そして、中の人は静かに「スプリント」のボタンを決して押し間違えることのない左手奥のボタンに配置しました……

 

 

聖なるハイデリンよ、もうすぐビューティーはレベル49を迎えます。エンディンまであとすこしです……