男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『死霊館』★★★

館ものとしての楽しみ

ひいきのヴェラ・ファーミガが出ていることと、アメリカでの評判が良いことから公開を心待ちにしていました。ハリウッドなので基本的に「でかい音バーン=虚仮威し」系なんですが、それでもお化け屋敷ものとしての不気味さとか、悪魔崇拝が根幹にあるエクソシスト系への流れなど、大盛りなご馳走感で大変楽しめました。それに、虚仮威しでも前振りや「予兆」がしっかりしているので、緊張感がけっこうあって観終わった後に疲労感があるのもホラー映画としては及第点。

とはいっても、画作りとかはまだまだ「明る」過ぎると思いますし、「迫真性」にも一歩劣るのは残念なところ。やっぱり「見世物」としてのホラーを脱却できていないのは勿体無いかなあ。目指している方向はちょっとそっちを感じさせるだけに。

ヴェラ・ファーミガは普段は普通のおばさんなのに、髪をアップにするとやたらと魅力的なのが毎度眼福。