男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『機動戦士ガンダムUC第三巻ラプラスの亡霊』を観ました。


ガンダムの燃え要素

機動戦士ガンダム』(もちろんボクの場合これは最初のガンダムという意味以外ない)の燃える最大の要素は、「ガンダムの常軌を逸した強さ」にあります。『機動戦士ガンダム』はそれを二段階で構成して、「ガンダムの機体性能」と、続く「アムロの超人能力」。前半では、とにかくガンダムがいかに凄いかという事で盛り上げて、後半はアムロニュータイプとして覚醒して盛り上げる。そして、最後はその二つが共鳴して激燃え要素になっていくという展開。

機動戦士ガンダムUC』も、現在前半部分を終えようとしているわけですが、こんなに「ガンダム」の機体性能の燃えを感じさせてくれるとは思っていませんでした。NTDによる「変身能力」が回を追うごとに凄まじくなってくるんですが、なんとその変身具合が「物語」の根幹に結び付けられているあたりに、福井晴敏の巧みさを感じます。そして、「ガンダムの強さ」がちゃんと敵のリアクションによって表現されているのも、実に「ガンダムらしい」作劇で熱い。後半部分のユニコーンの暴走ぶりは白眉でしょう。

あと、兵士一人一人のキャラクターがしっかりしているのもいいなあ。みんな胸の熱くなるセリフを言うし。

今原作をちょびちょび読み進めているのですが、さすがのボクでも追い付いちゃいそうで、続きを読むかどうか迷っています……

でも、あんな終わり方されたら気になって仕方ないじゃない。