『機動戦士ガンダムUC第三巻ラプラスの亡霊』を観ました。
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) [Mobile Suit Gundam UC] 3 [Blu-ray]
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ガンダムの燃え要素
『機動戦士ガンダム』(もちろんボクの場合これは最初のガンダムという意味以外ない)の燃える最大の要素は、「ガンダムの常軌を逸した強さ」にあります。『機動戦士ガンダム』はそれを二段階で構成して、「ガンダムの機体性能」と、続く「アムロの超人能力」。前半では、とにかくガンダムがいかに凄いかという事で盛り上げて、後半はアムロがニュータイプとして覚醒して盛り上げる。そして、最後はその二つが共鳴して激燃え要素になっていくという展開。
『機動戦士ガンダムUC』も、現在前半部分を終えようとしているわけですが、こんなに「ガンダム」の機体性能の燃えを感じさせてくれるとは思っていませんでした。NTDによる「変身能力」が回を追うごとに凄まじくなってくるんですが、なんとその変身具合が「物語」の根幹に結び付けられているあたりに、福井晴敏の巧みさを感じます。そして、「ガンダムの強さ」がちゃんと敵のリアクションによって表現されているのも、実に「ガンダムらしい」作劇で熱い。後半部分のユニコーンの暴走ぶりは白眉でしょう。
あと、兵士一人一人のキャラクターがしっかりしているのもいいなあ。みんな胸の熱くなるセリフを言うし。
今原作をちょびちょび読み進めているのですが、さすがのボクでも追い付いちゃいそうで、続きを読むかどうか迷っています……
でも、あんな終わり方されたら気になって仕方ないじゃない。
ラプラスの亡霊 機動戦士ガンダムUC(5) (角川文庫)
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