男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『ユニコーンの日(上) 機動戦士ガンダムUC(1)』を読みました

結構時間がかかるな

福井晴敏の小説は『終戦のローレライ』以来。

前回「1時間100ページ」ぐらい読めると書きましたが、実はマシスンの『縮みゆく人間』は4時間ぐらいかかってしまいました。ページ数は300ページいかないぐらいだったので、1時間ほどオーバーしている計算です。多分”翻訳もの”なので若干時間がかかるのかもと思っていましたが、今回の『ユニコーンの日』(上)も230ページぐらいしかないのに、3時間ほどかかってしまった……。ページ数が短いから選んだというのにとんだ誤算です。

しかも、アニメを先に観ていてビジュアルが先行しているにもかかわらず。

ざっと振り返ってみると福井晴敏の作品だけに細かい説明描写が地の文に多量に挿入されている(違和感なく現代的な解釈と今までの宇宙世紀の説明などが入ってくる)ためなのか、単純に「改行が少ない」のが原因にも思える。でも、『ファントム・ピークス』もそれほど改行が多いというわけではなかったように感じたのですが……

リーダビリティーと読書速度は一致しないのかなあ。

もっとも下巻は見せ場も多いし、それで読書速度が上がるとしたら、やっぱりそれをコントロールする別の要因も考えられるな。

作品としては1時間のアニメの前半部分に当たる大体30分ちょっとの部分までなのですが、多少の省略や構成の整理があるにせよ大体は同じ。逆に言うと30分ぐらいの内容(つまりテレビシリーズで言えば大体一話〜二話ぐらい)を一冊にしていると言えます。やっぱり最初の巻だけにガンダムの世界観を大量に説明する必要があるんだなと感じます。もっとも、それをストーリーを進めながら挟み込んでいるのは流石に上手い。