男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

M-1のパンクブーブーが素晴らしかった


 

パンクブーブーのネタは素晴らしい

ダークホースの「スリムクラブ」のネタは本当に面白かった。紳助も言っていたように「本物なのか?」と二回目のネタに興味津々でしたが、「お葬式」って言われた瞬間「うぉ!」と。しかも「民主党」で大爆笑。現在のバラエティ番組で生き残るのは難しいだろうし、その必要もないコンビだと思うので頑張って欲しいですね。

ところで、敗者復活で登場した前回のチャンピオン「パンクブーブー」の一回目のネタは傑作じゃないでしょうか。例えば「小説」というメディアの最大の強みは「ビジュアルがない」事だと常々思っているのですが、そういえば「漫才」や「落語」も話芸だけでビジュアルは聞き手に委ねられているんですよね。そこを逆手にとった「後出しジャンケン」の連続技は素晴らしかった。中でも、語り手が当然コンビニに居たと思わされていたのが、実は向かいの「本屋」から見ていただけだったと明らかになるシークエンスは絶句モノ。あのミスリードはまったくアンフェアでないところも凄い。
一本目のネタも二本目のネタも同じタイプのネタで勝負してきたせいで優勝は逃してしまいましたが、それぐらいあのネタに自信を持っているのは正しい(連続でやるべきではないってだけで)。どちらも、序盤に張られた伏線が見事に回収されるギャグも凄まじい(「兄ちゃん」「肩に膝があたる」)。「お笑い」を特に研究してきたことはないのですが、あのネタは真面目に色々と考えさせられるモノでした。