男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『トロン』を観ました

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古きよき異世界ファンタジー

『トロン・レガシー』の前に、復習として20年以上ぶりに見直しました。

この映画クレジットを観て驚いたんですが、なんとスーパーパナビジョン70で作られているんですね。合成があんなに多いのにシネスコなんて無謀だなあと思っていたら、もっと上をいっていたという。ぜひ『レガシー』と一緒にブルーレイ化すべきだよなあ。

ジェフ・ブリッジス扮する主人公が、ゲームの特許を取られた云々で昔の会社のコンピューターに友人の力を借りて侵入しようとする。しかし、その友人が開発していた「物質転送装置(?)」の前に偶然座っていたことから、コンピューター内のMPCというAIの策略で電子世界に取り込まれてしまう。

そこで、防壁突破プログラム(だっけ?)のトロンやヒロインたちと協力してボスの居るタワーまで冒険する。ストーリー自体は完全に古きよき異世界ファンタジーそのもので、そういうのが大好きな人間としてはやっぱり楽しい。ウェンディ・カーロスの音楽も改めて見直すと、そういうことを意識した温かいフレーズが多い。

序盤は現実世界が舞台なのですが、敵役のデヴィッド・ワーナー(この人ほんとこういう役似合うな)が使っている机がすごかったです。文字通り「デスクトップパソコン」になっていて、机上がそのままタッチパネルになってキーボードとかモニターが鏡面に映しだされて操作したりする。アメリカ人って本当に昔からこういうインターフェイスに憧れていて、キチンとそれを実現する方向で動いているのがすごいなあ。

続編の『トロン・レガシー』がますます楽しみになりました。あの世界がどんなふうに進化しているんだろう!!