男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『マチューテ』『マチェーテ』★★1/2


デ・ニーロ・アプローチ

グラインドハウス』で一気に会場の空気を沸点に導いたロドリゲスのフェイク予告編をまさかの「本編化」(なんだ、そりゃ)。

当然というか予想通りというか、ロドリゲス本人にそれほどのバイタリティがあるわけでもなく、予告を観た時に想像したとおりの本編になっていたのには笑いました。

まあ、共同監督作品だったりするので、ロドリゲス自身もそんなに本気でやってないでしょうし、逆に本気でやられても辛いかもしれないんですけどね。

それでも、無駄に豪華なキャストを用意しながら、ちゃんと双子の従姉妹をお約束のように使うあたりはロドリゲスのファミリームービーっぽくて好きです。

もっとも、一番大笑いしたのは、殺し屋に扮したトム・サビーニのPRビデオ(そもそも殺し屋のPRビデオってのもアレですけど)。『ファンゴリア』のトム・サビーニ特集をビデオで何度も観ていた世代には、不必要に体をビルドアップする映像に大爆笑しましたよ。


音楽は相変わらずテンションが高くてしびれる。予告でもかかっている、テーマもばっちりかかるし。

Machete Theme (feat. Tito & Tarantula) [Bonus Track] - Mexican Spaghetti Western (Bonus Track Version)Machete Theme (feat. Tito & Tarantula) [Bonus Track] - Mexican Spaghetti Western (Bonus Track Version)


欲をいえば、続編のフェイク予告をつけて欲しかったことかなあ。ありえないぐらいの大ぶろしきで、絶対に本編にできないぐらいの。