運命に燃えて [VHS]
- 出版社/メーカー: CICビクター・ビデオ
- 発売日: 1992/01/24
- メディア: VHS
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まるで藤子不二雄だ!
『別冊宝島 『刑事コロンボ完全捜査記録』 (別冊宝島 (1330))』(祝!重版)には、レヴィンソン&リンクのページも当然用意されていまして、そこにはコロンボ以外の作品も紹介されています。
二人は中学時代に知り合って、二卵性双生児の様に常に一緒に創作活動を続けていたそうです。ですが、レヴィンソンが1989年に心臓病で死去したことでコンビは解消してしまいます。
そう、これを読んでボクはすぐにある天才コンビを思い出しました。言わずもがなの藤子不二雄です。
二人のコンビ解消が1988年というのもなにやら因縁を感じさせます。そして1996年にF氏の死によってA氏が一人残されてしまう。
今回中古で購入したこの作品は、レヴィンソンの死後にリンクが単独で脚本を書いた自伝的ドラマです。
レヴィンソン役(本編では違う名前ですが)のジェームズ・ウッズとリンク役のジョン・リスゴーが非常に素晴らしくて、深刻になりがちなストーリーを飄々と時にコミカルに演じています。しかし、そのコミカルな味付けが何ともいえない友情を感じさせて涙を誘います。ボクなんかは藤子不二雄先生たちを思い浮かべてしまって、別の意味で涙無くしては観られませんでした。
この作品がいいのは、「お涙ちょうだい」の作りではまったくないことですね。コロンボの作者であることを意識して、中盤なんか結構ドキドキするミステリー仕立てにもなっていたりして侮れません。
中古のビデオだったので購入しましたが、最近はビデオ屋さんにビデオが置かれなくなっているし、古い店はどんどんつぶれるので、19年も前のマイナーなビデオはレンタルで探す方が難しいかもしれません。
- 出版社/メーカー: WHDジャパン
- 発売日: 2007/12/28
- メディア: DVD
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二人のコンビが晩年に発表した作品で、非常に評判がよいので一緒に購入しました。980円という安価も助かりますね。こちらも後日みたいと思います。