アップルがいよいよ映画の配信を国内で開始
これは楽しみ
アップルがいよいよ(当然突然)映画の配信を開始。アメリカではとっくに始まっており、ほぼレンタルDVDなどとシェアを逆転している模様。
日本でもiPhone4やiPadの好調と普及を受けて、今年の年末商戦にぶつけてきた感じですね。
先日の古い切り抜きの記事を読んでもらってもわかるように、ボクは国内のビデオグラムの一部始終に、開始当初からお世話になっているので、レンタルビデオ屋さんで「物色して」借りるという手間や時間も嫌いではないのですが、「観たい時に観られる」という欲求が常に上回っているので、気軽に安価に家にいながら「観たい時に観たい物を観られる」環境は大いに楽しみなのです。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/20101111_406172.html
配信方式としては、レンタルと購入の2種類が用意され、解像度もHDとSDの2種類が用意される。映像形式は、HDがMPEG-4 AVC/H.264で解像度1,280×720ドットで、ドルビーデジタル5.1ch(ステレオなどもあり)。SDもAVCで解像度は720×480ドットのドルビーデジタル5.1chとなる。
基本的にはアメリカで展開されていたものと同じと考えていいようです。HDの解像度は概ね地上波と同じようなものと考えていいと思います。当然ブルーレイのフルHD1080pには及ばないのですが、家で手軽にHDクオリティで映画を観られるメリットも大きい。
容量は1〜2GBの間ぐらいになるようで、ブロードバンド回線なら30分ぐらいで落とせるんじゃないでしょうか。
また、PCとiPhone4間でのムーブも「何度」も可能というのも大きい。ただ、PCでのiTunesとiPhoneのiTunesではレンタルの際にHDとSDでタイトルごとに違うような書き込みもあったので、要注意かも。iPhone4のディスプレイはHD対応なのでそこにどう対処しているのか、あとで自分で試してみます。
値段もHDで新作が500円、旧作が300〜400円というのは極めて妥当。TSUTAYAの料金よりちょっと高めですが。十分許容範囲内。
もっとも、《セル》になると2000円〜2500円となるので、ブルーレイの低価格化が進んでいる現在ではちょっと高く感じてしまう。セルとレンタルでラインナップに差があるのもちょっといただけない。一律でSDとHDのセル&レンタルを共通にして欲しいところ(難しいでしょうけど)。
ってなワケで現在1000本ほどのラインナップがあるようで、ざっと見回してみたところ、ブルーレイが未発売の映画も多数HDで用意されていました(基本的にSDには興味がないのでHDだけでソートできるのは素晴らしい)。
オススメ作品
もともとが配信アニメだったので、親和性は高そうです。
クライマックスの宮崎駿が描いたスペクタクルは伝説。本編も面白いので未見の方はぜひ。
さらっと『リング』が配信されているのも嬉しい。元がビデオを扱っているのに、デジタル時代になってもまるで衰えることなく恐怖を振りまいていますな。
今回日本の映画会社は松竹や東映などがかなり積極的に参加している感じです。相変わらず東宝は様子見のようですが。
角川に版権があるので配信。超美麗なレストアは国宝級。
山田洋次監督作品でいきなり一番好きな『息子』が配信されて嬉しい。
松竹がかなり頑張っていて、やっとブルーレイを発売し始めたばかりだというのに、きっちり名作路線を用意していますね。まさかの木下恵介版を配信するのは驚きです。
HDじゃないんですが、いきなりこれを見つけちゃってテンションMAX
『コブラ』ですよ!! ワーナーもひょっこり混ぜてきますね。ぜひHDで配信して欲しかったところですが。いやあ、これ観たい。
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と言うわけで、これからはテレビドラマなどの配信が気になるところですが、是非ともアメリカのようにアメリカのドラマがどんどん吹き替え版で配信されることを期待したいですね。iPhone4でゴロっと寝床見はなかなかやみつきになるんですって。