バカと遭遇した時の対処法
<愛煙家の方は読まないでください>
本当はブログにこういうことを書くのはあまり好きではないのですが、同じような事を体験する「まともな人間」を少しでも守れればと思い書きたいと思います。ただ、文章の内容と主旨は後半で少し変わってくるので、少しいい加減に読んでいただいてかまいません。
これはボクが先日奥さんと体験した大変不愉快な事に端を発します。
近所のお気に入りのラーメン屋さんに行った時のことです。店内は混んでいたので、店員のヤンキー風の女性に「外に待っていればいいんでしょうか?」と訊いたところ、いきなり鬱陶しそうな口調で「そうですねえ」。こんな熱い中を待とうかという客にいきなりそれはないだろうという応対。まあ、その点をとってみても、「そういう店」って事を念頭に置いてください。
で、外に置いてある椅子に座っていると、娘を一人連れた夫婦がやってきます。
まあ、最初っからいやな予感はしていたんですが、その男の方がやおらタバコを取り出して火を付け始めたんですよ。
ボクは生粋の嫌煙家です。
「生粋」と書くからには理由があって、ボクの両親はバカ丸出しのヘビースモーカーだったのですが、ボクは小学生の頃からタバコが大嫌いだったのです。通常親がタバコを吸っていると、よほどのことがない限り「通常」の事としてタバコが蔓延している生活に違和感は抱かないはずです。それでも、何の疑問もなく「嫌い」だったからには、「生粋」としか言いようがないと思うのです。ボクは子どもの頃から事あるゴトに「タバコを吸うな」と言い続けてきました。もちろん両親は仮にも親なので、子どもが言ったからといって、止めるわけがありません。もっとも、僕らの親の世代なんて現在ほど「嫌煙」「嫌煙」と騒がれるような時代ではないので、そこは特に問題ではありません。それに、喫煙者はニコチン中毒というまごう事なき「病人」なので、これも「止めろ」と言われて止められるわけがないのです。自分の意志で止めると決めない限りは。
話を戻しますと、その男がタバコを吸い始めたので、ボクは「風下で吸ってくれ」とお願いしたわけです。こんなにやんわり言ったのにも理由がありまして、以前から路上喫煙者が側に来きたときに、「止めろ」と言うと10人が10人間違いなく「逆ギレ」するんですよ。今のご時世、路上喫煙がマナー違反であることや、区によっては条例違反であることは常識。それにも関わらず路上喫煙をしている人間は、年配の方以外は間違いなく「バカ」なのです。これは声を大にして言いたいのですが、喫煙者が路上でタバコを吸わなければいけない理由は存在しません。どんな戯れ言をほざこうと、それは全部「バカの言い訳」に過ぎないわけです。
さすがにボクも大人になったので、人それぞれの嗜好があることは認めますし、先に書いたように「ニコチン中毒の病人」なのですから、無理強いしても仕方がないし、してやる理由もありません。吸いたければ好きなだけ吸えば良いんですよ、自分の家で。
ボクはここ数年で、「逆ギレ」されるということがどういうことか自分なりに考えてみたのですけども、これは「交通事故」なんじゃないかと。
たとえ青信号の横断歩道でも、まったく減速する気配のない車が向かってきているのに渡る人間はいないですよね。
つまり、(ここからがこの文章の主題なんですけど)、わざわざ「事故」に遭おうとする心理がどうして、自分に働いたのかと言うことです。
人間関係で反りの合わない人物と仕事をしなければいけないとか、そういった類のストレスは深刻な問題ですけど、こういった「交通事故」は未然に防げるのではないかと。
ボク個人は人生の究極目標の一つとして(究極なのにいくつもあるんですけどね)、「楽しく生きる」というのがあります。究極目標と言うぐらいですから、よほどの事がない限り「楽しくないより楽しい方を選択する」事を意識して日々を生きています。「楽しく生きる」ってのが、同じ漢字だからといって「楽」ではない事は今更言うまでもありませんが、ここでは省きます。*1
再度、話を戻します。
以前から路上喫煙者が常に「逆ギレ」をするのは、恐らく無意識に「注意されたらキレる」という前提で吸っていると思うんですよ。こんなご時世ですから、たぶんそれぐらいの気持ちでないとあんな恥知らずな行為は出来ないはずで。もちろん「バカ」っていうことも大きく関係しているんですけど。それでは、ボクが以前から「けんか腰」で「注意」をしていたのはどういった意識からだったのでしょうかと自問すると、ハッとしたんですね。それはつまり「自分も口論なり文句を言ったりしてスッキリしたいだけ」だったって事です。要するに自分も同じ穴の狢だったわけです。結局「路上喫煙者」というどこからどう見ても相手に否があるのをいいことに、それを大義名分にして「文句を言って」スッキリしていたんですね。これでは、F先生の『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』の苦楽とまったく変わりません。
何もガンジーのような立派な「無抵抗主義」を持ち出すわけではないですが、やっぱり言葉といえども「暴力」の意識が少しであれば、そこには憎しみの連鎖が生まれるんですよ。しかも相手がバカなら尚更です。
基本中の基本ですが、「バカと同じ土俵に立ってはいけない」のです。
「交通事故」は避けるべきなのです。
交通事故が道路交通法が整備されても、人身事故の刑罰がどれだけ重くなろうと無くならないのと同様で、マナー意識を高めようが、社会のルールが厳しくなろうがなくなりはしないのです。
では、どうするのか?
今回の相手は、あろうことかとびっきりの「バカ」(DQNと言い換えてもいい)だったので、
「ここに灰皿が置いてあるんだから、おまえがどっかに行け?」
「手を出してくれればいいって思ってんだよ?」
などなどバカ丸出しの事をいうや、中指を立てるという、ド低脳ぶりを見事に披露してくれて、こっちはさすがに開いた口がふさがらない状態。
可哀想なのは奥さんと娘さんで、「いい加減にしなよ!」「そんなんだったら帰るよ!」とかなり強い口調で男に向かって注意しているのですが、男は引っ込みがつかなくなったのと、頭に血が上ってしまったのとで、軽々しい単調な罵詈雑言を口にし続けるんですね(語彙が少ないのがバカだから哀れ)。何を言ってもオウム返しに言い返すだけで、始末に負えない状態です。
家の奥さんの適切な判断で、購入していたチケットを返却してその場を去ることにしたのですが、あのままだったらまともに食事を味わうことは出来なかったでしょう。もちろん一日中自分の『殺人衝動』と戦うという大変「楽しくない」気分で過ごしたわけです。
しかし、今思えば「交通事故」に進んで足を突っ込んでいるわけですよ。
そこで、タイトルにも書いた「バカと遭遇した時の対処法」ですよ。
もう、ここではきれい事は言いっこなしです。
現実に「路上喫煙者」は「バカ」であり、「バカ」と関わることは「交通事故」と一緒。
文中にも書いたとおり「注意」という行為は、やはりどこかに「自分の攻撃衝動」らしきものが混ざっている点も踏まえて止めるべき。
どうせ「バカ」は「注意」しても「キレ」るだけで交通事故は必至。
では、どうするか?
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やっぱりブルース・リーは神様ですよ。「ジークンドー」とは「拳をさえぎる道」です。つまり「戦わずして勝つ」が基本中の基本。
路上喫煙者=バカと遭遇するシチュエーションを想定しましょう。
大きく分けて以下の二つ。
●道路での遭遇
前をバカが歩いていたら→追い抜く。
さすがに、わざわざまた追い抜くという、『激突!』のトラックみたいなやつはいくら「バカ」でもいません。
向かいからバカが歩いてくるor自転車に乗ったバカが追い抜いていく→反対側の歩道もしくは煙のラインから外れる。
このときも「手で払う」「わざとらしく咳をする」「舌打ちをする」「にらむ」などなどの行為はしてはいけません。気持ちは分かりますが、くれぐれも「同じ土俵に立たない」。その衝動は自分をおとしめる。そういった衝動を克服すると一段人間が強くなるハズです。ぜひ試してください。
要するに煙り吸わなきゃいいわけですよ。「なんでマナーを守れないのか!」とか言う気持ちは当然あるんですけど、繰り返して言いますが、「交通事故」は避けるのがまともな人間の選択です。事故に遭う可能性は出来るだけつぶしていきましょう。
●待合所、停留所、禁煙エリアでの遭遇
ここで遭遇するバカは、路上で遭遇するバカよりも数段凶悪なバカです。しかも、自分から「逃げる」事が難しい。この場合どうするか?
ここは「嘘も方便」ですよ。
一番良いのは、連れがいるなら協力してもらって
「申し訳ありませんが、連れが喘息(気管支炎でも可能)なので遠慮していただけませんか?」
ですよ。プライドは当前傷つくと思うのですが、そんなもので傷つくようなプライドは捨ててしまった方が良いです。「戦わずして勝つ」んですよ。そこでバカがタバコを止めれば文句のない勝利なわけで、補ってあまりあるハズです。ボクの今回の場合などはまさにこれで、この選択を選んでいればたぶん丸く収まったんですよ。そうすれば食事も美味しく食べられたはずです。なぜなら「勝利」しているんですからね。バカにも「それなら仕方ない」という大義名分を与えることが出来ます。
それでも止めないやつorヤ○ザの場合。
正直これは「逃げる」のが一番適切だと思うんですけど、どうしてもという場合は店員さんなり第三者にお願いするしかないでしょう。
まあ、いきなりズボンを下ろしてウンコするとか、そういうウルトラCも無くはないですが、人間の尊厳に関わるからお勧めできません。
ただ、あえて「我慢」するというシチュエーションもあります。
飲み屋さんとかって禁煙なところ少ないじゃないですか。友人同士や集まりなどに参加する場合に断れない事も多いでしょう。
でも、そういったところでは、当然禁煙エリアではないのですから、あえて「我慢」ですよ。もちろん「我慢」に値しない集会などだったら断るのがベストですけど、万が一そういった状況に陥っても、彼らは「ニコチン中毒者」ですし、他人の楽しみをそぐなんて最大のマナー違反ですからね。飲み会の席とかでいきなり「タバコ止めてもらえません?」とか言っても相手の人楽しくなくなっちゃいますよ。
自分が「嫌煙家」であることを十分周知していることも大事ですけどね。そこは自己防衛って事で。それでもバカは言ってきますけど「タバコ吸ってもいい?」って。
いいわけねえだろう!!!!!!
最後に日本から喫煙をなくす方法
- 法律で麻薬に認定する
- メトロン星人に頼む
- キムタクがタバコを止める。「ぶっちゃけマジかっこわるいよ。ズッ(鼻をすする)」
*1:そもそも「楽」って漢字が「楽ちん」みたいな意味で使われたのっていつ頃からなんだろう?