男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『ニキータ』


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当時観た時より面白かった。


奥さんの『有名だけど観てない映画を観よう』映画の第○段(忘れた)。

これは以前にも観る機会はあったのですが、『シネスコ収録』じゃないからっていう理由でボクが止めていたのです。デビュー作からずっとシネスコで映画を作っているシネスコ野郎であるベッソンの映画なので、そこは譲れない(じゃあ、映画館で観ろよってのはナシで)。

と言うわけで、今回ブルーレイと言う最適のメディアでの鑑賞。

2chのオリジナル音声はちゃんとロスレスで収録されており、思ったより迫力充分。画像もたいしたことないとタカをくくっていたら、意外や意外な高画質で驚きました。

リュック・ベッソンを象徴する広角レンズによるシネスコ画像は、フランス時代の最盛期であるこの映画でもバリバリに使われていて、今観ると笑ってしまうぐらいです。

劇場で観た頃は二十歳かそこらだったので、硬派に徹しきれないベッソンのヌルイ雰囲気に馴染めなかったのですが、今観るとかなり面白かったです。

アンヌ・パリローがどんどん魅力的な女になっていくあたりとか、やたらとキチンと銃器の使い方などの訓練がしっかりしているのに驚きました(撃つときに瞬きしないんですよ。メル・ギブソンも見習えよ)。

格闘技の訓練の時に、教官に組み伏せられたニキータが耳に噛み付くと言う、ジークンドーの教えをちゃんと使っているあたりも、ベッソンの「ドラゴン」を感じさせてくれました。奥さんも言っていたのですが、世間的には『フィフス・エレメント』ですっかり見限られちゃった感のあるベッソンは、実はその前からとっくに結構ボンクラだったってことなんでしょうね。『グラン・ブルー』とか、『レオン』とかでちゃっかりオシャレそうに食い込んでいるから気づきにくいだけに。そこら辺をキッチり押さえて映画を作っているって事は、ベッソン意外と切れ者なんですね。


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エリック・セラの音楽もやたらとカッコよかったなあ。当時サントラを聴きまくっていましたが、久々に聴きたくなりましたよ。