男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『リトル・ランボーズ』★★

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個人的には不愉快な要素も多いけど、映画としては良作

父親は死んで、母親が宗教の教義に従って「俗世の娯楽はだめ」、そういう家庭環境で育った主人公の少年が、ひょんなことから知り合った悪ガキの家で『ランボー』(一作目!)を観て覚醒。悪ガキと一緒にビデオカメラで『ランボウの息子』の製作を開始する。

あらすじだけでヨダレが出てきそうなほど好みの映画なので、実際にそういった側面では申し分のない良作です。

観終わった後の清涼感もなかなか素晴らしい。

ただ、あくまでも個人的なことなのですが、友だちになる「悪ガキ」が本当に「極悪」なことばっかりするのには閉口。このインモラル感がリアリティだと思う人も居るでしょうが、僕はまるっきり受け付けない。正直あんなヤツと友だちになりたくないという意味では感情移入は不可能。

それと、劇場で公開している『ランボー』のカットがシネスコじゃないのは微妙に許せなかったりします(本編はシネスコのくせに)。どうでもいいフランス人留学生のエピソードなどもあまり必要性を感じられない←こいつもまるで友だちになれないタイプ。

ただし、映画としてのクオリティは高く、ノスタルジックな要素も満点な良作です。