男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

マッドマックス2

マッドマックス2 [DVD]

スターチャンネルHVにて

殆ど期待せずに観たのですが、タイトルはいきなりオリジナル通りの「MADMAX2」だし(DVDだとアメリカタイトルの「ロードウォリアー」なので、柴田恭平吹き替え信者としては違和感あり)。
左右が切られている、いわゆるHDトリミングがなされているとは言え、画質は今まで観てきたどの『マッドマックス2』よりも超高画質でした。地面スレスレを疾走するジョージ・ミラーの革新的カメラ・ワークが、地面の雑草や道路の細かい割れ目などのディティール再現によってさらに疾走感が倍増しています。画質が良すぎて明らかにブロー・アップと思われる荒い粒子のショットや、フィルター処理などが極端に分かれてしまう程です。

それにしても、呆れかえるほど凄まじい中学生イズムに溢れた映画です。ヒューマン・ガスの車に縛り付けられた捕虜の死体が最後までキチンと縛り付けられているところとか、それがトラックにぶつかると血飛沫が出たりとか(ここも高画質でキチンと確認可能!)、いつまで経っても炸裂しないマックスのソード・オフ・ショットガンの引っ張り方と、それが炸裂する場面のカタルシスは前代未聞!

まあ、なんつってもボクが一番好きなのは冒頭から前作のダメージから片足を引きずるマックスが、片目がふさがってアバラも折れたズタボロの状態なのにトラックの運転を申し出る場面。パパガンロが小林清志の声で無理だと言っても、

「やれるのは俺しかいない」(柴田恭平の声で)

と片目で決めるマックスが超燃え。

それに黙ってショットガンとショットシェルの詰まった袋を渡すパパガンロも燃えさせる。