男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

オールド・ボーイ

オールド・ボーイ プレミアム・エディション [DVD]

やったら面白かったです。韓国の映画では『殺人の追憶 [DVD]』以来です。(まあ、それ以来韓国映画は観ていないんですが…)

起承転結それぞれが、これだけエネルギッシュにありとあらゆる演出で惹きつけるのも凄いなあと思います。

イキナリさらわれてしまう冒頭から、個人的には凄く魅力的な監禁生活を描く序盤が素晴らしく、脱獄モノなのかと思わせる展開なのですが(その脱獄ブリも好きモノには堪えられないです。特にビルの壁のブロックが外れて手が出てくる辺り!)、そこから突然解放されてからの復讐の始まり(オープニングへのつなげ方が最高でした。特に音楽の繋がり方や、背後に落ちてくる自殺者の1ショット処理など)や、イメージ・トレーニングによって爆発する格闘アクション、随所に挿入されるブラック・ユーモアと、洒落にならない恐怖演出などなど。そしてあっけなく監禁犯が登場してからの二転三転するプロットと、その瞬間までボクには分からなかった監禁の理由のカラクリ明かしまで、全編目が放せませんでした。

それにしてもあのパブリック・イメージにもなっているトンカチがあんなに大活躍するとは思いませんでした。