男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー サウンドトラック』を聴きました。

久しぶりのアニメのサントラです。説明不要の傑作『うる星やつらビューティフル・ドリーマー』のサントラ。

このサントラは学生の頃発売されたCDで擦り切れるほど聴いていたのですが(CDは擦り切れない=ダイヤモンドは砕けない風に)、今回初めてレコード盤を入手しました。

おもひでぽろぽろ』なども手がけ、井上陽水のファンならば編曲(作曲もあり)でお馴染みの星勝さんが担当をしています。


おもひでぽろぽろ オリジナル・サウンド・トラック
STUDIO GHIBLI RECORDS (2014-06-27)
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こちらも大傑作。


本編を観ていれば誰でも認めるところだと思いますけど、よくぞ「川井憲次」と出会う前にこんな傑作を作ってもらえたなとw

それぐらいこの音楽は『ビューティフル・ドリーマー』とは切っても切り離せないものだと思います。次々と巻き起こるイメージの奔流をものの見事に音楽でもサポートしており、音楽自体もメロディックなんだけど、どこか不安定な感じがするんですよねえ。まあ、結果論かもしれませんけど。

ボクが大好きなのはやっぱりハリアーで飛び回る時のスペクタクルなアレ。あそこも世界が一気に大スケールになっていくのと同時に、音楽もいきなり燃え上がるような(それでいてやはり不安定な)旋律を奏で始めるんですよねえ。


しかし、『カリオストロの城』といい、これといい、『エイリアン2』といい、力のある監督に続編を任せて、好き放題にやらせた時の「映画史の革新」は恐ろしい物がありますよねえ。子供の頃から「続編大好きっ子」なのは、やっぱりこういった「強烈な続編作品」があったればこそなんでしょうなあ。『ゴーストバスターズ2』を観ているとよっくわかるよ。そう考えると同じ監督で凄まじくなる『バットマン・リターンズ』や『ダークナイト』なんかかなり異常ですな。


ともあれ、このサントラ。状態がやはり非常によくてw 当然アニメファンが持っていたわけでしょうから、そういった人たちは恐らくカセットに録音して聴いていたと思うんですよねw 自分もそうだったし。だから傷なんてまったくないし、聴いても目立つノイズもない。ジャケットも新品同様の綺麗さ(帯もそのまま)。

なかなかいい買い物をしました。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー〈映画BGM集II〉

キティMME (1991-06-25)
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CDは考えられないようなプレミア価格になっていますね……

このサントラはCDが出たのが少し後だったように思うので、やはりレコードでの視聴が前提の構成になっていて、いわゆる「使用曲を使用順に全曲完全収録」にはなっていないので、そろそろ「完全盤」みたいに再販してもいいと思うんですけどねえ。ブルーレイも出たし。