男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

箱根旅行その2

朝早く目を覚ますと外は晴天。しめしめとさっそく部屋付きの露天温泉に入ります。澄んだ空気の中で入る温泉は格別です。

晩ご飯ともども期待していた朝ごはん。こちらも定番のアジの干物をはじめ、海苔やお味噌汁、そして晩ご飯に引き続き色々な種類のおかずが少量でたくさん出てきました。どれも大変美味しくて大満足。ごちそうさまでした。

チェックアウトが遅めの11時なので、それまで部屋でゆったりと過ごします。もう一度温泉に入っても良かったのですが、入ってしまうと眠くなってしまいそうで、残念ながらパス。

昨夜のうちにフロントの人からタクシーの時間を訊かれていたので、精算を済ませるとすぐにタクシー到着。何という至れり尽くせり。女将さんに写真も撮っていただいて、旅館を後にしました。

二日目はスケジュールは殆ど立てておらず、ロマンスカーの時間まで行き当たりばったりに遊ぼうということに。

先ずは強羅近辺を探索。奥さんが以前から気になっていた高級ホテル『強羅花壇』を外からでも観てみようということにw

ところがグーグルマップに従って異様な上り坂をいくら上ってもそれらしきホテルは見当たりません。代わりに大量の子猫がたむろしている猫ゾーンを発見して奥さんともどもテンションMAX。結局調べ直すとぜんぜん違う場所にあったことがわかり、すごすごと引き返しました。ケーブルカーの必要性をひしひしと感じさせる勾配を避け、フリーパスの恩恵にあずかるように一駅だけのケーブルカー。そしてそのまま箱根登山鉄道へ。

奥さんが再び提案したのは、宮ノ下という駅で降りて、足湯に足をつけながら喫茶ができるカフェに行くというもの。

その名も『NARAYA cafe』

宮ノ下の駅を出ると目の前にあるのですぐに分かります。足湯も歩道に面しています。

大きなテーブルと小さなテーブルそれぞれに足湯が用意され、テラスや屋内などにもテーブルは用意されています。大きなテーブルには一組の家族がおり、もうひとつのテーブルにはなぜか女の子がひとり何を食べるでもなく座り込んでいます。カフェの子供かなと思ったのですが、ぼくらが近づくと隣の大テーブルの家族からお母さんらしき人が声をかけています。どうやら何らかの理由で拗ねて、こちらのテーブルでストライキを決め込んでいたようです。

ボクとしては一緒の席でもまったく問題なかったのですが、その女の子が頑として席を動こうとしません。ぼくらも「一緒に食べようね」と懐柔策に出たのですが、相当な頑固者だったようで、意固地にテーブルにしがみついています。お母さんがそれを強行に引き剥がすと、今度は大騒ぎの大泣き。ぼく自身は子どもの泣き声には殆ど抵抗が無いのですが、どうにもぼくらが悪者のような微妙な雰囲気になってしまい、居心地の悪さに苦笑してしまいました。遠くに連れていかれて放置されても延々と泣き続ける女の子が面白くてニヤニヤしていました。そうこうしていると別のカップルが僕らの席にやってきたので、明るく挨拶をして、ちょうど食べ終わっていた僕らは席を立ちました。足湯は非常に気持ちよく、足を温めながらアイスを食べるというなかなかの贅沢を味わえます。

宮ノ下には観光名所にもなっている富士屋ホテルがあるので、ちょっと歩いて見に行ってきました。和洋折衷の極めつけのように面白い建物が敷地の中に沢山点在しているのは非常に楽しい。いつかここにも泊まってみたいと思わせてくれる魅力があります。

行く道にある写真館には、ジョン・レノンオノ・ヨーコが写った写真が飾られており、なかなか驚かされます。

再び登山鉄道に乗り込み、今度は一気に終点の箱根湯本へ。

そこでは前回も食べた『はつ花』でお昼を食べることにします。

http://www.hatsuhana.co.jp/

こちらは自然薯のトロロを蕎麦つゆで割って食べるんですが、これがまた美味しいんですよ。

前回は本館に行ったので、今回はちょっと離れたところにできた新館へ行ってきました。

階段の壁にやたらと王貞治のサインがあると思ったら、ほとんど毎年お正月に来店されているようです。確かにここは美味しいもんな。


残りの時間はふたりともお土産を買うことにして、通りのおみやげ屋さんを色々と観て回ります。

ちょうど『はつ花』への道にあった、『湯もち』を購入。

http://yumochi.com/

箱根のおみやげで一番人気ということなのですが、帰りのロマンスカーで自分たち用のものを食べたところ、「こりゃ美味い!」とびっくりしました。思いっきりボク好みの「柔らかいお菓子」w 柔らかいお餅の中に羊羹が入っているんですけど、さっぱりしていたいくらでも食べられちゃいます。

そして、お約束のエヴァンゲリオンのお菓子。箱根が舞台になっているということもあって、ちゃっかりと便乗商売です。

あと、思わず購入してしまったのが、店頭で干していた「イカの一夜干し」。これも自分たちへのお土産w

さっそく次の日食べましたけど、まあ美味しい美味しいい。一匹ペロリと食べてしまいました。マヨネーズに一味を降ってモグモグ、もぐもぐ。

帰りは川の河川敷まで降りて、ソフトクリームを食べながら電車の時間をのんびりと待ちました。

箱根自体は完全に観光地化されているにも関わらず、険しい山々を無理やり交通機関で結んでいる感覚がちょっと異様な雰囲気もあって好きです。まあ、大なり小なり観光地っていうのはそういうのが醍醐味であり、非日常性の強い空間が生み出す特異性を楽しむのが正しいんじゃないでしょうか。外国にあるような「全然利便性を向上させる気のない」観光地も行ってみたいもんですが、日本の手取り足取りな観光地も捨てがたいものです。