男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『ウエンカムイの爪』を読みました

ウエンカムイの爪 (集英社文庫)
熊谷 達也
集英社
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物足りない

序盤のヒグマが学生グループを襲うのは、学生たちのバカさ加減もお約束通りだし、襲われる恐怖も真に迫っていて素晴らしかった。

ただ、物語が始まってからは、ひたすら定石通り……というよりも、動物パニック物とすれば非常に淡々とした展開で、正直物足りなかった。

登場人物がステレオタイプだし、犠牲者もひとりだけ、そして、一番肝心な「絶体絶命」感が欠如している。

文庫本で200ページの作品ですが、もうちょっと二転三転して欲しいところ。