男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

REC [Blu-ray]

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やっぱりHDはいいなあ

というわけでブルーレイで二回目の鑑賞。吹き替え版もきになるのですが、ドルビーtrueHDが気になるのでオリジナル・スペイン語で。

映像は予想通りHDカメラならではの鮮明な画像でした。アパートのディティールや、感染者たちの雰囲気もパワーアップです。室内の暗部表現もしっかりしている。HDになったからホラー映画のルックスが失われる可能性も心配だったのですが、何のことはないより緊張感が高まる感じで問題なし。

クライマックスの”最上階”シークエンスでは、いよいよそのクオリティが遺憾なく発揮され、壁中に張られた記事や不気味な医療器具などが緻密に再現されています。特にカメラ・ライト→暗視モードと、どんどんドつぼにはまっていく画面転換は見所です。暗視モードによる室内の描写もきわめてグロテスクでした。

ロスレスによる音声も迫力倍増。音楽が流れない代わりに、閉鎖している外部の警察隊によるSEを非常に効果的に使っているのが、包囲感たっぷりに迫ってきます。低音の効果も絶大で、屋根の外れる音や消防員が落っこちてくる場面はDVDで観ていてわかっているのにケツが浮きました。
老女や子供の絶叫系も嫌になるほど生々しく、カメラが暗転した際のぐるぐる回る肉声のパニックぶりも素晴らしかったです。

カメラを置いて固定ショットを挿入したりする工夫と同様、音声もマイクの乱れで音が途切れたりする工夫が随所にあり、それらのノイズも地味にディティール・アップしていました。

これは買ってよかった。特典無いけど……