男たち、野獣の輝き

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Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

スパイダーマン3

スパイダーマンTM トリロジーBOX [Blu-ray]
一気に三本観るぞと言っておきながら、用事があって結局観られたのは『3』だけでした。
吹替え版+キャストとライミの音声解説を字幕で。
珍しく全員集合タイプ(キルスティン・ダンストはロンドンからだそうだが)のコメンタリーで、個人個人の話を深く話す感じではなく、雑談交じりの雰囲気。マニアックなエピソードはスタッフのコメンタリーに期待。キャスト陣はユーモア満載で面白かったです。ライミが言っていましたが、かなり脚本が土壇場で変わっているようで、結構難産だったようです。最後に助けるのはブライス・ダラス・ハワードだったそうです。まあ、あのままだと意外になんで登場しているのか分からない脇役になってますからね。

シリーズの他の二本と比べると完成度と言う意味ではかなり下がってしまいますが、個人的にハリーとピーターの男の友情復活展開がツボ過ぎて、かなり好きな作品です。
どうしても散漫になってしまう印象なのは、ハリーが唐突にゴブリン・ジュニアとして登場しておきながら呆気なくやられて記憶喪失になったのに、割とすぐに記憶を取り戻してわざわざまたピーターとM・Jにちょっかいを出してくるあたりがただ単にウザい。サンドマンとイフェクトの凄まじさやキャラの面白さ、ベノムのニセスパイダーマンとしての漫画的展開の方が好きなので、そっちに絞って欲しかったと思います。
あと、マグワイヤーの要求なのかもしれないですが、マスク脱ぎすぎ敗れすぎ。ずっとマスクをつけて活躍する『1』が一番『スパイダーマン』っぽくて好きです。

クオリティはHDメディアとして申し分ないですが、豊洲DLP上映の衝撃が結構新鮮なだけに驚くほどの感動は無いです。もちろんディティールの再現や色、サンドマン誕生シーンの異常としか言いようが無い細かい砂岩の描写はHDクオリティの面目躍如です。