怪談 - 男たち、野獣の輝き

九段会館での試写会に行ってきました。平山夢明と京極夏彦、監督の中田秀夫、主演の尾上さんを交えたトーク・セッションが上映後行われました。

『ザ・リング２』が嫌になるほどつまらなかったので、正直中田秀夫監督にはがっかりしていたのですが、今回はゾっとする瞬間が何箇所かあったので良かったです。

前半部分でキーとなる江戸時代の生活描写も細かく魅力的で、これまた重要な描写として多用される雪も大変美しかったです。

ただ、会場となった九段会館があまりにもひどい施設だったので、とにかく開始早々お尻が痛くて痛くてたまりませんでした。そのせいでほとんど映画に集中できる状態ではありませんでした。

なので、本当の評価は保留という感じです。

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トークショーは大変楽しくて、これは椅子のキツさも忘れるほどでした。京極夏彦がさすがに納得のいく技術的側面の話を展開して、実に興味深かったです。

「編集のテンポが”和”だった」
「ＳＥにオリジナリティがあって素晴らしかった」

コレに対して中田秀夫も

「雨が雪に変わる瞬間の音が欲しいと言ったら、雨が雪に変わった瞬間に空気が凍てつく感じをＳＥでやってもらえた」

と言っていたのが非常に興味深かったです。具体的にどういう音を入れたのかは効果の人からは教えてもらえなかったそうですが、当然九段会館の音響設備ではまったく聞こえなかったので、是非DVD化されたときには確かめてみたいですね（ロスレスぐらいでないと無理だろうけど）。