男たち、野獣の輝き

旧映画ブログです。

Beauty Devaisethのファイナル・ファンタジー14新生エオルゼア奮闘記

『ベスト・キッド』(1984年)


ラルフ・マッチオノリユキ・パッド・モリタエリザベス・シューウィリアム・ザブカ¥ 1,849 (26% OFF)
明快な青春ムービー(2層 AVC DTS-HD5.1ch)
清々しい
ん?
アクション:20位 (2010.08.16)
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青春映画として楽しい

この映画は、『ロッキー』のジョン・G・アビルドセンが監督して、ビル・コンティが音楽を担当していることからも、高校生版『ロッキー』という趣が強い。なので、当然中学生までの子どもに対しては、特別の思い入れを植え付ける事に成功している。

アビルドセン監督も、ビル・コンティも、『ロッキー』で舞い降りた神通力は発揮されているとは言い難いのですが、手堅くまとめている点は大変評価できます。

リメイク版を観た直後に観直したのですが、こちらはシンプルにまとまっていて大変楽しめました。まあ、子どもの頃にはまっていた映画ってのは、観直すのに脳みその力をそれほど使っていないからかもしれませんが。

ただ、子ども向けであるリメイク版と比べると、ダニエルの青春モノとしての側面が強く意識されていて、そちらの部分が80年代テイストも相まって大変楽しめる要因でした。昔はイジメられている部分に感情移入してみており、リメイク版でもそちらの側面が強調されていましたが(小学生が主人公と言うだけでもこの判断は正しい)、オリジナルはダニエルさんは割と青春を謳歌しているのが楽しい。あまり屈折せず、理由もなく自分に好感を持ってくれるヒロイン(ここ重要)とも、上流下流の差別社会に若干翻弄されつつも健気に克服していく。あのあたりの明朗な青春映画テイストは、やはり主演をつとめたラルフ・マッチオのなせるわざなのかもしれませんね。